AIを活用した新しい医療の形
株式会社オービーシステムは、2025年4月1日から新たにAI機能を搭載した臨床検査システム「CLIP Ver5.1 AI」の販売を開始します。このシステムは、現在130以上の全国の医療機関で利用されている「CLIP®」の進化版であり、急速に進化する医療現場におけるニーズに応えるものです。
増大する臨床検査の重要性
近年、医療機関では高齢化などによる患者数の増加が顕著で、診断に必要な臨床検査の需要も高まっています。これに伴い、迅速な診断結果の提供が求められています。「CLIP®」は、そのニーズに応えるため、常に機能の強化に努めていますが、今回の「CLIP Ver5.1 AI」では特に効率化を図るためにAIを活用しました。
システムの特長
「CLIP Ver5.1 AI」は、音声操作が可能なチャットボットを搭載しています。イメージキャラクターの「CLIPくん」がユーザーをサポートし、手元が塞がっている状況でも操作ができるようになっています。
- - 音声指示での操作: ユーザーは手を使わずに音声だけで、データの確認や承認、カルテへのデータ送信、印刷などが行えます。これは、特に医療の現場において重宝される機能です。
- - 遠隔操作の実現: ヘッドセットを利用することで、キーボードやマウスから解放され、医療従事者は自在に操作できるようになります。
医療現場に特化したAI解析
医療専門用語や略語もAIが認識し、スムーズなシステム操作を支援します。「血算」や「生化」といった、医療に特有の用語もスムーズに処理できるため、ユーザーにとっての操作性が向上します。
販売計画と期待
「CLIP Ver5.1 AI」は、新規および既存のユーザー向けに2025年4月より順次販売を開始します。これにより、医療施設での検査業務の効率化が期待され、患者へのサービス向上にも寄与することが期待されています。
オービーシステムのビジョン
オービーシステムは、50年以上の実績を持つシステムインテグレータとして、技術革新が進む情報サービス産業の中で、DX(デジタルトランスフォーメーション)やクラウド技術を最大限に活用し、クライアントの課題解決に寄与することを目指しています。顧客のニーズに寄り添ったサービスを展開し、さらなる技術革新に挑戦し続ける企業です。