未来の食の楽しさを届けるプラントベースの挑戦
近年、気候変動や食糧危機が大きな問題となっている中、私たちの食生活にも変化が求められています。その中で、食のスタイルが「義務」から「楽しさ」へシフトする動きが広まっています。大阪・関西万博に出店中のプラントベース専門店「かるあげキッチンカー」の成功は、この流れを実証するものです。
プラントベースの魅力
エヌ・ディ・シーが提供する「かるあげキッチンカー」は、2025年7月5日までに累計販売数5万食を突破しました。これは、植物性食品のみを扱う飲食店としては極めて稀な実績で、多くの来場者の注目を集めています。毎日約1,000食を販売する記録も、海外のプラントベース専門店と比べても類を見ない数値です。
「かるカツバーガー」などの人気メニューは、味わいだけでなく、その食感や見た目でも多くの人々を楽しませています。市川代表は「プラントベースは、おいしくて楽しいものであるべきだ」と語り、義務感から解放された食体験を提唱しています。
売れる理由は義務感ではない
「かるあげキッチンカー」の来店者は、必ずしもヴィーガンではありません。むしろ「おいしいから」「食べてみたいから」という理由でプラントベースを選ぶ人が増えています。多様な年齢層が楽しめるため、老若男女問わず訪れています。お客様からの「お肉じゃないのに、満足感がある」といった声が、まさにこの新しい食の形を象徴しています。
新たな市場の可能性
長年「プラントベース後進国」とされてきた日本。しかし、今回の万博での成功は、未来の食が「義務」ではなく「楽しさ」で選ばれる時代の到来を示しています。エヌ・ディ・シーは、国内外の飲食店や量販店との連携を強化し、この流れを広げていく考えです。
プラントベース食品の新体験
が特徴的な「かるカツ」は、米と大豆を使ったユニークなバリエーションを持ち、満足度の高いメニューとして評判です。新たに提供される「かるカツうどん」や「かるカツ万博セット」といった夏向けメニューは、さらなる期待を寄せられています。
未来の食をさらに広げる
大阪・関西万博は、「かるげ」ブランドの普及に大きく寄与しており、今後も様々なチャレンジを続ける姿勢が見えます。会社は「たのしさ」の中に新しい価値を見出し、皆が共に楽しむ食文化の発展を目指しています。
「かるあげ」は、単なる食事を超え、楽しい食体験を提供することで、新しい時代の食の在り方をリードしていくでしょう。