福岡県大牟田市に佇む「ともだちや絵本美術館」では、魅力的な新企画展「いつものがたり展」が6月20日(金)から7月27日(日)まで開催されます。この特別展では、遠藤幹子さんがデザインした「どうぶつ家具」が展示され、その背景にある絵本制作についても深く触れることができます。
ともだちや絵本美術館は、2021年10月の開館以来、大牟田の歴史をテーマにした作品を子どもたちと共同制作してきました。今回の展示では、大牟田市内の小学生が手掛けたオリジナル絵本「さるかにのなかなおり」「サバンナモンキーは何がすき?」「その算なーに」「たったひとりの宮原坑くん」が紹介され、地域の物語に対する子どもたちの感性が光ります。
「いつものがたり展」は、みんなで育ててきた物語に触れ、大牟田の「いつもそこにある」物語について考えさせられる良い機会です。
さらに、特別なイベントとして、6月29日(日)には、遠藤幹子さんを迎えたワークショップ「しんぶんどうぶつえん」が開催されます。このワークショップでは、参加者が新しい物語を一緒に創り上げることができ、誰でも楽しめる内容となっています。
ワークショップは2回に分かれて行われ、それぞれの定員は8名。参加費は500円で、事前の申し込みが必要です。電話または動物園カウンターでのお申し込みが可能なので、興味のある方は早めに確認してください。
ともだちや絵本美術館は、日本初の「動物園内にある絵本の美術館」として、多くの人々に親しまれています。地域の子どもたちが作り上げた物語や、遠藤幹子さんのデザインした家具など、訪れる人々に多彩な体験を提供します。
ただし、注意が必要なのは、6月19日(木)まで展示替えのため、えほんギャラリーの利用ができない点です。この期間中は入場を控えることをお勧めします。
この特別な企画展やワークショップへの参加を通じて、大牟田の歴史や文化を肌で感じてみてはいかがでしょうか。皆様のお越しを心よりお待ちしております。