日本市場に上陸するRoboticanの最先端技術
株式会社ビーマップが、イスラエルのロボティクス企業Robotican Ltd.(以下、Robotican社)の製品を日本国内で新たに取り扱うことを発表しました。Robotican社は、自律制御とAI技術を組み合わせた無人システムを開発しており、これまで世界中の特殊部隊や防衛機関から高い評価を受けてきました。
Robotican社の特徴と製品
Robotican社の技術は、警備、災害対応、さらには防衛分野まで幅広く応用可能で、日本でもそのニーズが高まっています。今後ビーマップは、これらの製品を公共や防災、防衛の現場に導入し、さまざまな活動を推進していく予定です。
取り扱い製品ラインナップ
ROOSTER(ルースター)
- - 屋内外対応の戦術ハイブリッド無人偵察ドローンです。このドローンは、NATO加盟国や米国特殊作戦軍(USSOCOM)での実績を持ち、建物内部やGPSが届かない場所での自律飛行や偵察を可能にします。
GOSHAWK(ゴーショーク)
- - AI誘導型のカウンターUAS(対ドローン)システムであり、外部から侵入したドローンを自動で検出・追尾・無力化します。重要施設やイベントの警備において、そのリスクを軽減する役割を果たします。
Scorpion UGV(スコーピオンUGV)
- - 災害現場や危険地域での遠隔偵察、通信中継に対応する多目的の地上無人偵察車両です。このUGVは、困難な状況下での運用が可能で、非常時の迅速な対応を支援します。
日本市場への展開方針
ビーマップは、Robotican社の製品を自衛隊や防衛装備庁向けの技術評価として活用し、警察や消防、自治体との共同で災害救助の支援を行います。また、重要インフラの警備に関しても、導入や実証を進めていく計画です。
さらに、製品のサポートや部品供給、通信システムとの連携を図るなど、しっかりとしたサービス体制を整えていく予定です。このような多角的な取り組みによって、日本におけるロボティクス技術の普及が進むことを期待しています。
代表取締役社長のメッセージ
ビーマップの代表取締役社長である杉野文則氏は、イスラエルが防衛分野において世界最高峰の企業集積地であることを強調しています。日本における災害対応力と安全保障技術の向上を図るため、イスラエルの先端ロボティクス技術を現場に導入することが目標です。さらに、自社の通信やAI技術と組み合わせることで、次世代の防災・防衛ソリューションを提供していくとのことです。
Robotican社の概要
Robotican社は、オメル工業団地に本社を構える企業で、2013年に設立されました。自律型ロボティクスおよび防衛用の無人システムの開発と製造を専門としており、NATOやアメリカ政府機関、欧州の特殊部隊など幅広い実績を残しています。今後、日本市場への製品導入により、さらなる展開が期待されます。