腸活弁当の効果
2025-03-27 10:41:49

摂南大学とプリメディカの共同研究で腸活弁当の効果が明らかに!

摂南大学とプリメディカによる腸活研究



摂南大学農学部が、プリメディカと提携し、腸内環境を良化することを目指した共同研究を実施しました。この研究の名も「食物繊維豊富な『腸活弁当』による腸内細菌叢改善効果の検討」。目的は、普段の食生活で手軽に実施できる腸活を提案することです。特に、一回の食事で腸内フローラにどれほどの変化があるのか、また、腸活は毎日行わなくても効果が見込めるのかに焦点を当てました。

研究の概要


この研究は、2024年11月11日から12月20日までの6週間にわたって行われ、参加者は摂南大学の職員と大学院生の男性25人、女性26人、年齢範囲は22歳から68歳の合計50人です。研究方法は、腸内フローラの検査、食事記録、体感アンケートを使い、食物繊維が豊富な腸活弁当を週5回、指定されたメニューを摂取してもらいました。

腸活弁当は、食物繊維が7~9g含まれる12種類のバリエーションがあり、参加者はこれを平日5回、6週間にわたって食べ続けます。更に、腸内フローラの測定は、プリメディカによる腸内フローラ検査サービス「Flora Scan」を用いました。

毎日の腸活が難しい人に朗報


従来、腸内環境の改善には日々の取り組みが必要とされてきましたが、研究結果では1食の食物繊維摂取のみでも腸内フローラに変化が生じうることを示しました。実際、49人中41人が何らかの体感的変化を報告し、快便や快眠などが挙げられました。

また、腸活弁当の摂取を始めて約2週間で効果を実感し始めたとする声が多かったのも特徴的です。「食べ始めてから快便になった」という意見や、「想像以上に美味しかった」といった感想も聞かれました。

腸内環境の変化にも注目


研究の結果、健康なエンテロタイプ(Type B・E)を持つ被験者は97%がその状態を維持。腸内フローラに改善が必要だった7人のうち、5人が健康なエンテロタイプ(Type B・E)に変化していることが確認されました。

このように、腸活弁当の継続摂取によって、個々の腸内フローラにポジティブな影響を与える可能性が高いことが示されています。さらに、腸活の実施頻度によっても効果に差があり、週に4~5回の摂取でも変化が見られることが確認されました。

研究者のコメント


共同研究のリーダーである井上教授は、「1食を意識するだけでも腸活に効果があることが示されたのは意義深い」と述べ、今後の研究の可能性について探求を続ける意向を示しました。また、織田助教は研究参加者からのポジティブなフィードバックに喜びを表し、今後のレシピ開発にも期待を寄せています。

今後の展望


この研究の成果は学術論文として発表される予定で、エンテロタイプに関するさらなる分析が進められる見込みです。食物繊維の摂取が腸内環境に与える影響を明らかにし、日常的な腸活の重要性を示す研究として、根気強く追求されていくことでしょう。腸に良い食事を意識するライフスタイルが、より多くの人々に広がることを願っています。


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学校法人常翔学園
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