住友ゴム、Microsoft 365 Copilotの活用を促進する研修を実施
住友ゴム工業株式会社は、企業のデジタル化を進めるため、スキルアップNeXt株式会社との協力のもと、Microsoft 365 Copilotを活用した研修を実施しています。この研修により、受講者のCopilot利用率が約2倍に向上し、実務での活用が進んでいます。これは、新しいテクノロジーの導入に対する社内の理解を深め、自発的な活用を促進するための重要なステップとなります。
研修の目的と内容
住友ゴムでは、Microsoft 365 Copilotの利用が業務での効率化につながると期待されていましたが、実際には社員の間で利用状況にばらつきが見られていました。そこで、同社は「ビジネスパーソンのための対話型生成AI講座 Microsoft Copilot編」と「Microsoft 365 Copilot活用講座」を導入し、受講者が新技術を効果的に活用できるよう支援しています。この研修の受講を通じて、受講者はプロンプトの書き方や活用のテクニックなど、実践的なスキルを学びました。
Copilotの利用率が向上
研修を受けた社員のMicrosoft 365 CopilotとMicrosoft 365 Copilot Chatの利用率は、42.9%から85.7%へと飛躍的に向上しました。この結果は、研修を通じて抱えていた心理的障壁が取り除かれたためと考えられます。また、受講後には、業務での実践事例も共有されるようになり、自発的にスキルを活かす動きが見られるようになったのです。
段階的な学習プログラム
この研修プログラムでは、受講者はまずプロンプトの書き方の基礎を学び、その後業務タスクに合わせたプロンプトテクニックを身につけます。また、ワークショップ形式での演習を通じて、実際にCopilotを操作する機会も設けられています。この段階的なアプローチが、受講者の理解度を高め、実務での応用を後押ししています。参加者からは「演習を通じてプロンプトの工夫や応用力が身についた」という声も上がっており、研修の効果が実感されています。
Microsoft製品との連携
「Microsoft 365 Copilot活用講座」では、単にCopilot使い方だけでなく、Microsoft WordやExcel、PowerPoint、Outlookなど、他のMicrosoft製品との連携方法も学びました。これにより、受講者はMicrosoft製品とCopilotを組み合わせて業務を効率化する具体的な方法を習得し、実際にデータ加工やメール作成の効率化を実現しています。
今後の展望
住友ゴムのデジタル企画部の金子様は、「研修を通じて、活用イメージを持てれば実践を通じた学びが深化し、スピーディーに活用が推進されていくことを実感しました」とコメントしています。今後も研修で得た知識やスキルを実務に活かすイベントを企画するなど、Microsoft 365 Copilotの活用をさらに推進していく予定です。
日本マイクロソフトもこの研修を歓迎し、スキルアップNeXtが提供する定着化支援サービスの価値を高く評価しています。今後、多くの企業がMicrosoft 365 Copilotを活かし、ビジネスの変革を加速させることが期待されています。
スキルアップNeXt株式会社について
スキルアップNeXtは、デジタル人材育成を中心にさまざまな事業を展開している企業で、AI/DXに特化した人材育成プログラムを提供しています。また、データ分析やAI開発に関わるコンサルティングも行い、企業のデジタル化を支援しています。
公式Webサイト:
https://skillup-next.co.jp/