「スムーズ」がシリーズBラウンドで約28.5億円調達
株式会社スムーズは、東京都渋谷区に本社を置く企業で、賃貸契約時に必要な初期費用を分割払いにするサービスを展開しています。このたび、スムーズはシリーズBラウンドのファーストクローズを完了し、総額約28.5億円の資金調達を実施しました。
資金調達の詳細
今回の資金調達では、リード投資家として前澤友作氏が設立した前澤ファンドを迎え、約15.8億円の第三者割当増資を実施しました。さらに、既存の投資家であるサイバーエージェント・キャピタルに加え、XTech Venturesや広島ベンチャーキャピタル、Valueup Partnersといった新たな投資家からも出資を受けました。また、デットファイナンスとしては、モルガン・スタンレーMUFG証券、北國銀行、静岡銀行など合計5社から約12.7億円の融資を受けました。
これにより、スムーズの総調達額は約28.5億円に達しました。
スムーズの特徴と市場のニーズ
「スムーズ」が提供するのは、賃貸契約に伴う敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用を、クレジットカードを利用せずに分割払いで支払えるサービスです。特に新卒者や転職を考えている社会人からの支持を受けており、サービス登録者数は43万人を超えました。また、不動産業者にとっても、初期費用の高さが原因で顧客が離れることを防ぎ、成約率の向上につながるため、導入が進んでいます。
社会課題の解決に向けて
賃貸の初期費用が高いという問題は、国土交通省の調査でも長年にわたりトップの課題となっています。スムーズは、この課題に真剣に取り組み、分割払いの仕組みを導入することで、多くの利用者の「引越ししたいけど資金が不安」という声に応えています。特に若年層では高額な支出に際して、分割払いのニーズが増加していることから、今後の需要はますます高まると予想されています。
今後の展望
今回調達した資金は、さらなる導入店舗の拡大やサービスの拡充に充てられ、スムーズの事業成長を加速させる計画です。さらに、デットファイナンスで得た資金は初期費用立替資金として利用される予定です。スムーズは、新たなファイナンス手法を模索し、引越し体験をよりシームレスにすることを目指しています。また、周辺の金融領域にも新規事業を展開し、事業の多角化を進めていく意向です。
株式会社スムーズについて
スムーズは、「願いに近づく引越しを叶える」というミッションのもと、賃貸契約時の初期費用を分割払いにできるサービスを提供しています。LINEを利用した申し込みは簡単で、自動審査により迅速な対応が可能です。設立は2019年で、現在は43万人以上のユーザーを抱える成長企業として注目されています。
所在地とお問い合わせ
まとめ
スムーズの最新の資金調達は、同社の急成長と社会課題解決への取り組みが高く評価された結果と言えるでしょう。今後も賃貸業界に革命をもたらす可能性が大いに期待されます。