八丈島の子どもたちの想いを込めた特別な焼酎
2024年、八丈島の老舗の酒造、
樫立酒造が創業100周年を迎えます。この記念すべき節目に、地域の未来を担う子どもたちの感性を生かした特別なプロジェクトが立ち上がりました。
プロジェクトの概要
このプロジェクトの起点は、
HiPro Directが主催した「まるごと八丈島を考えるプログラム」です。このイベントに参加した副業人材が、八丈島での地域課題と企業課題に向き合い、樫立酒造が新たな挑戦を始めるきっかけとなりました。
「あなたが想う八丈島」をテーマにしたこのプロジェクトでは、島内の18歳以下の子どもたちから絵が募集され、約250点の作品が集まりました。地元の小学校やスーパーが協力し、地域全体でこの活動に参加しました。その中から選ばれた100作品は、特別に制作される100本の限定ボトルのラベルとして使用されます。
焼酎ボトルと展示
特別制作された焼酎ボトルは、受注生産で作られます。その展示や表彰は、2024年7月の「第53回八丈島夏祭り」の際に行われる予定です。このお祭りでは、参加者の投票によって優秀作品が選ばれ、後日表彰されることが決まっています。また、展示場所として、2025年4月に新たにオープンする観光施設が使用されます。
販売と文化の発信
記念焼酎は、2025年8月11日の「八丈島納涼花火大会」で販売が開始されます。この特別な焼酎の購入者は、オンラインでもオリジナルラベルの焼酎を受注することができ、八丈島の文化や子どもたちの想いを広げる機会となります。
プロジェクトの意義
樫立酒造は、1925年の創業以来地域と共に歩んできました。経営責任者の菊池英治氏は、地域の子どもたちが描いた絵で100周年を祝うというアイデアには、次の100年につなげる大切な意味があると語ります。このプロジェクトを通じて、地域の未来を担う子どもたちへの期待と共に、企業と外部人材が協力して新たな価値を創出する意思も表されています。
副業人材の岡直哉氏は、「八丈島の自然や文化、人々とのつながりを感じ、子どもたちの絵で島の未来を彩ることができた」と述べ、地域との協力の大切さを再認識したと語ります。彼の提案により実現したこのプロジェクトは、多くの人々に感動をもたらすと期待されています。
未来への期待
八丈島の樫立酒造が、地域の子どもたちとともに描くこの特別な焼酎プロジェクトは、ただの記念イベントにとどまらず、地域の文化を次世代へとつなぐ大きな一歩となるでしょう。また、プロジェクトを通じて、地域企業と副業人材が手を組むことの意義も強く示されており、今後の展開が楽しみです。
公式サイトでは、プロジェクトの詳細やオリジナルラベル焼酎の販売情報も公開されています。興味がある方はぜひチェックしてみてください!
樫立酒造 公式サイト