双日テックイノベーションが丸紅に国産ERP「GRANDIT」を導入
双日テックイノベーション株式会社(以下、STech I)は、総合商社 丸紅株式会社の食料・アグリ部門に国産ERPシステム「GRANDIT」を導入したことを発表しました。この取り組みは、企業のニーズを効率的に満たし、将来的なビジネスの変化にも対応できるシステム基盤の整備を目指したものです。
導入の背景と目的
主な理由としては、既存のERP「SAP ERP 6.0」の標準サポートが2027年末に終了し、セキュリティ更新や法改正対応がストップするリスクが生じるためです。この問題に対応するため、丸紅ではSTech Iが提供した国産ERP「GRANDIT」を導入する方針を決定しました。これには、丸紅本体及び国内グループ会社を合わせた30以上の営業本部が対象になっています。
食料・アグリ部門は農業資材の提供から食品の流通まで幅広いサービスを展開しており、このサプライチェーンの管理は非常に重要です。長年にわたり利用していたシステムは複雑化しており、保守や運用がとても負担でした。そこで、システム基盤をリニューアルし、効率を上げる必要がありました。
テンプレートを活用した効率的な導入
新たに導入されたGRANDITは、事前に他部門での導入実績をもとにしたテンプレート「丸紅版GRANDIT」を使用しています。このテンプレートにより、開発コストを削減して、食料・アグリ部門に特有の機能を開発することに集中できる環境が整えられました。
STech Iは、過去のプロジェクトで得た知識をもとに、迅速な対応やトラブル防止にも貢献しました。特に、商社特有の業務に精通したスタッフのサポートにより、プロジェクトは順調に進展しました。
導入後の具体的な効果
2025年7月から本格稼働した「食料GRANDIT」では、以下の効果が確認されています:
- - 開発コストの削減:ゼロから開発するよりも大幅にコストが削減されました。
- - 業務効率の向上:商社業務に適した設計により業務処理の効率が上がりました。
- - 保守・運用の負担軽減:従来のシステムに比べ、管理や運用が簡素化され、保守担当者の負担が軽減されました。
- - 迅速な意思決定:ワークフローが電子化され、オンラインで業務の状態を簡単に把握できるようになりました。
丸紅のコメント
食料・アグリ戦略企画部システム課長の竹村健太郎氏は、導入によって「高い業務適合性と品質を両立できた。STech Iのサポートのおかげで計画通りに立ち上げられた」とコメントしています。これにより、食料とアグリ分野での取り組みはさらに強化されるでしょう。
まとめ
双日テックイノベーションの導入事例は、国産ERPが企業のビジネスの現場でどれほどの役割を果たせるかを示す証拠です。今後の活用に注目が集まります。