株式会社ヤマタネは、米国のKNT-CT Foods(U.S.A),LLCと新たに資本業務提携契約を締結しました。この提携により、ヤマタネは日本産米を提供し、KCFが米国ロサンゼルスで運営するおにぎり専門店「ONIGIRI SUN」の展開をサポートすることになります。
背景とヤマタネの強み
創業以来、ヤマタネは「安全」「安心」「良食味」をテーマに、日本各地の産地と連携し、高品質なお米を提供してきました。特に、地域の農業やコミュニティの発展に貢献することで、持続可能な社会の実現を目指しています。また、ヤマタネの中期経営計画「ヤマタネ2028プラン」に基づき、販売機能の強化と市場性の高いお米の取り扱いの拡大を推進中です。
KNT-CT Foodsは、KNT-CTホールディングスの完全子会社として、日本の食材を海外に広めることに特化した企業です。今年、アメリカ・ロサンゼルスで日本産米にこだわったおにぎり専門店「ONIGIRI SUN」をオープンし、日本の食文化の発信を行っています。このように、国内外での事業展開と地域活性化を目指しており、ヤマタネとの提携がその一環となります。
新たな展開と目的
今回の資本業務提携の主な目的は、ヤマタネの調達力とブランドを活かした高品質・付加価値の高い商品の開発、地域活性化に向けたアグリツーリズムの促進、そして「ONIGIRI SUN」の事業拡大です。第一弾の取り組みとして、日本産米の提供がスタートし、ヤマタネのコメ卸ビジネスとしても海外市場への進出となります。これにより、両社はコラボレーションを通じて、日本の食文化を広め、国産食材の認知度を高め、消費の拡大を図ることを目指しています。
さらに、新たにオープン予定の「ONIGIRI SUN」の店舗は、2026年春を見込んでおり、詳細はKNT-CTの公式リリースを参照することができます。これにより、ヤマタネは国外での事業展開を進める一方で、日本国内の農業生産者への貢献も果たすことが期待されています。
今後の展望
この資本提携によって、ヤマタネは世界に向けた日本の食文化の宣伝とおにぎりブランドの普及を促進していきます。旅行者や現地の消費者がより身近に日本の食を体験できるようになることで、地域活性化にも繋がるでしょう。両社は、この提携を通じて持続可能な農業の発展も目指し、生産者の所得向上にも寄与することを期待しています。
今後の具体的な展開に目が離せません。新たなおにぎり文化がロサンゼルスで根付くことを楽しみにしています。