塩田千春とSwarovski
2025-05-09 20:06:26

アーティスト塩田千春が手がけた新たなSwarovskiの不思議の部屋「Crystallizing Identity」

塩田千春の「Crystallizing Identity」がSwarovski クリスタル・ワールドに登場



2025年5月8日、オーストリア・ヴァッテンスに位置するSwarovskiクリスタル・ワールドにおいて、日本人アーティスト塩田千春氏による新たな「不思議の部屋」、タイトルは「Crystallizing Identity」が華やかに初公開されました。この作品は、個々の偉大さや、星の導きにより深い結びつきを持つ人々の関係性に焦点を当てたインスタレーションです。

この新しい取り組みは、塩田氏が初めてSwarovskiのクリスタルを作品に取り入れたことで注目されています。彼女は多面的な素材を通して、ありのままの自己を表現し、他者との誠実で深い絆を築くことの重要性を探求しています。「Crystallizing Identity」は、日本の伝説である赤い糸の物語から着想を得ており、運命によって結ばれた人々の存在を糸で象徴しています。赤い毛糸のネットワークがクリスタルビーズとともに空間を包み込み、目に見えないもののつながりを表現しています。

「Crystallizing Identity」のコンセプト



塩田千春氏は、作品について次のように語っています。「私たちはそれぞれ異なる経験を持っていると思いがちですが、実際にはすべてが互いに結びついています。体は分かれていますが、思考の宇宙は共通しています。その緊張感に私は魅了されます。」Swarovskiクリスタル・ワールドの「巨人」にインスパイアされた彼女は、この命の謎に立ち向かう中で、人々が出会った際に生まれる絆の重要さを再認識しました。頭部は環境に溶け込むように、また、お腹は芸術的な営みを包み込むようにデザインされています。

Swarovskiのチーフ・コマーシャル・オフィサー、ミケーレ・モロン氏は、「130年もの間、私たちは革新と芸術性を結びつけ、感動とインスピレーションこそが真のラグジュアリーであると信じてきました。この記念すべき年に、「不思議の部屋」を通じて感情を呼び起こし、新たなつながりを生み出していくことで、ポップ・ラグジュアリーを一新する存在になるでしょう」と述べています。

また、Swarovskiツーリズムサービスのマネージング・ディレクター、ステファン・イッサー氏は、「塩田千春さんを迎えられることを非常に誇りに思います。彼女の作品は、美しさだけでなく、深い思索性も兼ね備えています。Chamber of Wonderに新しい質感をもたらしてくれるでしょう」とコメントしています。

多様なアートとの共演



Swarovskiクリスタル・ワールドの「不思議の部屋」は、アーティストやデザイナーとの対話を促すための創造的な空間であり、光の魔法とクリエイターの個性が交わる場所です。この場所では、草間彌生やジェームズ・タレル、イ・ブルといった世界の著名アーティストの作品も見ることができ、それぞれがクリスタルを独自な視点で再解釈しています。

塩田千春氏の「Crystallizing Identity」は、2025年5月8日より一般公開されており、訪れる人々に深いメッセージを届けることでしょう。個人の存在感や、他者とのつながりを再確認できる、多様性を感じさせる作品です。

設立122年のSwarovskiの歴史



Swarovskiは1895年に創立以来、卓越した品質とクラフツマンシップで摩訶不思議な光を放つクリスタル製品を生み出し続けています。130年以上にわたって、世界中の140ヶ国以上でビジネスを展開し、2300の店舗と18600人の従業員を擁する巨大企業へと成長しました。彼らの魅力は単に美しさに留まらず、文化とアートとの深い結びつきを重視し、環境と社会への配慮をも実践しています。

Swarovskiクリスタル・ワールドはその象徴的な存在として、アートや自然、ラグジュアリーが融合した独特な体験を提供し続けているのです。来場者は、ここで驚きと感動のひと時を享受し、世代を問わず多くの人々に愛されています。これからもSwarovskiは、クリスタルを通じて新しい魅力を発信し続けることでしょう。


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会社情報

会社名
スワロフスキー・ジャパン株式会社
住所
東京都千代田区麹町1丁目12-1住友不動産ふくおか半蔵門ビル4F
電話番号
0120-10-8700

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