札幌国際大学が掲げる循環型社会の創出
2025年4月9日、札幌国際大学が株式会社オカモト及び北海道コカ・コーラボトリング株式会社との三者連携により、循環型社会の実現を目指すプロジェクトを発表しました。この取り組みは、学生の環境意識を育むことを主眼に置いており、大学内に特別デザインのリサイクルボックスを設置しました。このボックスはペットボトル、衣類、雑貨を回収するための拠点となります。学生たちの持続可能な地域社会の形成に向けた役割を期待しています。
プロジェクトの具体的な取り組み
このプロジェクトでは、リサイクルボックスの設置を通じて以下の内容が実現されます。
- - ペットボトルの回収は、コカ・コーラ社の先進の「ボトルtoボトル」のシステムを利用して再生されます。
- - 衣類や雑貨のリユースは、オカモトの「なんでもリサイクルビックバン」によって推進されます。
- - 回収された資源から得られる収益は、札幌国際大学に還元され、地域に根ざした活動や学生活動の支援に使用されます。
三者連携の背景
このプロジェクトは2022年8月に締結された包括連携協定の延長線上にあります。札幌国際大学の蔵満保幸学長は、「北海道コカ・コーラボトリング社とは、これまでYOSAKOIソーラン部の支援や学生のインターンシップなどを通じて関係を深めてきました。このプロジェクトをきっかけに、学生がSDGsに向けた意識を高め、未来を見据えた行動をすることを期待しています。」とコメントしています。
一方、オカモトの黒川専務執行役員は、「我が社は長年にわたりSDGsに取り組んでおり、このプロジェクトが学生活動の支援へとつながれば嬉しい」と述べています。
学生の声
プロジェクトの調印式には、観光学部の学生も参加しました。サークル「旅と交通研究会」のメンバーは「季節の変わり目で不要なものが多い今こそ還元のチャンス。活動資金にもなれば嬉しい」と意欲的に話しました。このように、学生たちの関心の高さが伺えます。
未来への期待
札幌国際大学は、このプロジェクトが学生一人ひとりの行動に変化をもたらし、持続可能な循環型社会を実現するための大きな一歩になることを期待しています。また、大学は今後も地域や企業とのさらなる連携を強化し、持続可能な未来に向けた実践的な学びの場を提供することを約束しています。地域社会と協力し、環境に優しい未来を築くための重要な役割を果たすこの取り組みに注目です。