はなまるうどんが創業25年に挑む新たな展開
香川県高松市に本社を置く株式会社はなまるが、創業25年目を迎えるにあたり「おいでまい!さぬきプロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、地域活性化や香川県のうどん文化の発信を目指しており、様々な施策が展開されることが期待されています。
1号店の近くに新たな駅名が誕生
まず注目すべきは、2025年1月から施行される「はなまるうどん駅」名の副駅が、ことでん長尾線林道駅に設置されることです。これは、はなまるの発祥の地である木太店の存在をさらに地域に浸透させる試みで、公共交通機関とのコラボレーションを通じて、香川県民とともに歩んでいく姿勢を示しています。県内の住民だけでなく、観光客にとっても利便性が増すことでしょう。
地元産の小麦を使用した新メニューの提供
また、プロジェクトの一環として香川県産の小麦粉「さぬきの夢」を使ったうどんの提供が始まり、地域の素材を最大限に生かしたメニュー構成となります。これは地元企業であるはなまるが、地域愛を大切にしながらさらなる質の向上を目指している証でもあります。新たなメニューにはすでに讃岐うどんの定番であるかけうどんや温玉ぶっかけなどが含まれる予定で、香川県を訪れる人々にとって楽しみが増すことでしょう。
創業時の人気メニューが復活
さらに、木太店限定で復刻される「カレーかま玉」は、はなまるが創業当初から提供していたメニューの一つです。カレーの風味とともに、暖かい玉子を絡めて楽しむこの特別な一品を味わえるチャンスは、ファンにとって見逃せないものです。
鉄道とコラボした企画が盛りだくさん
また、林道駅の副駅名変更を記念し、今後1年間の間に運行される新しい車両には「幸運のはなまるうどん号」と名付けられており、特別なヘッドマークがつけられます。この車両に出会える確率はなんと11.1%という珍しさで、運が良ければこの特別な電車に乗り合わせることができるでしょう。
駅周辺には巨大うどんのパネルも設置され、これに合わせた面白い仕掛けも考案されています。電車の車窓から見える巨大なうどんのパネルと一致することで「うどん箸上げ」という体験ができるなど、訪れる人々に楽しさを提供する仕組みが整っています。
プロジェクトの今後に期待
はなまるの「おいでまい!さぬきプロジェクト」は、讃岐うどんの魅力を全国に発信する重要な一歩であり、地域の文化と密接に結びついた取り組みです。自社の成長だけでなく、香川県全体の活性化をも視野に入れたこの施策により、多くの人々に讃岐うどんの素晴らしさが広がることが期待されています。
香川県に訪れる際は、ぜひ「はなまるうどん」木太店に足を運んでみてはいかがでしょうか。熱々で持ち上げられるうどんの魅力を体感してみることができるとともに、新たな地元の風景を楽しむことができる貴重な体験になることでしょう。