大東建託グループ、2030年に向けた女性管理職比率増加の目標
大東建託株式会社は2023年7月8日、サステナビリティ推進会議を通じて、グループ全体の女性管理職比率を2030年までに現行の8%から6割増の13%へ引き上げる新たな目標を発表しました。これは、企業の持続可能な成長を目指す中で、女性の力を最大限に引き出すための具体的な計画です。
大東建託は、2021年10月より「女性育成プログラム」を導入し、優秀な女性を管理職に登用するだけでなく、潜在的な資質を持つ女性を計画的に見出し、管理職候補として育成する仕組みを整えています。このプログラムは、3社からなるグループ全体の女性比率向上を目指し、特に注目されています。
女性育成プログラムの主要な取り組み
1.
クオータ制: 3年先の職種別目標を設定し、執行責任者が育成と登用に注力。
2.
女性活躍推進委員会: 各職種の進捗状況や課題を共有し、全体としての女性活躍を促進。
3.
階層別教育プログラム: 段階的なスキル向上を目指し、キャリアアップを意識しやすくする。
4.
上司向け研修: 男女間の違いや無意識のバイアスに関する教育を通じて、女性部下の育成を強化。
5.
昇進後アフターフォロー: 昇進してからの孤独感や不安を和らげるため、定期的な個別面談を実施。
6.
マンツーマンサポート: 同職種の女性管理職がメンターとなり、昇格候補者を支援。
これらの取り組みにより、2024年4月には女性管理職比率が過去最高を記録しました。特に大東建託リーシングや大東建託パートナーズでは、両立支援型店舗の設立や女性キャリア研修など、さまざまな施策が進められています。
大東建託グループの具体的な取り組み
大東建託リーシング
- - 女性活躍推進委員会の設置により進捗状況を管理。
- - 両立支援型店舗を展開し、ライフイベントを理由に従来の勤務スタイルから外れる従業員をサポート。
大東建託パートナーズ
- - 女性キャリア研修を通じて、スキルアップを図り、キャリア形成を支援。
- - 育休復帰サポートを行い、産休や育休からのスムーズな復帰を実現。
今後の展望
このように大東建託グループは、女性社員が活躍できる環境の構築を進めており、人的資本経営を強化することで企業価値の向上を図っています。2030年までの目標達成に向けての挑戦は、業界全体への朗報とも言えるでしょう。女性が活躍する社会を目指し、これからも企業の取り組みに注目が集まります。