クローン病治療の新展開
2026-03-23 10:07:24

クローン病への新たな光、スキリージ皮下投与の試験結果が示した希望

スキリージ皮下投与の新たな成果



2026年3月2日、イリノイ州ノースシカゴより、アッヴィは新薬スキリージ(リサンキズマブ)の皮下投与によるクローン病の導入療法の第3相試験で良好な結果を得たと発表しました。この試験、AFFIRMは特に中等症から重症の活動性クローン病患者を対象に設計され、プラセボと比較してその効果が評価されています。

AFFIRM試験の概要



AFFIRM試験は、無作為化プラセボ対照二重盲検の国際共同試験で、289人の成人患者が参加しました。主要な評価項目は、12週間後のクローン病活動性指数(CDAI)に基づく臨床的寛解の達成率です。その結果、リサンキズマブを使用した群では55%が寛解に達し、プラセボ群は30%のみが寛解を確認したとされています。これは非常に有望な結果で、疾患の改善が期待されます。

臨床的および内視鏡的改善の成果



試験の結果、主要評価項目において、12週時の臨床的寛解率がリサンキズマブ群で高い数値を示し、内視鏡的な改善も44%に達したことが示されています。特に、治療抵抗性の患者が多く参加したことから、リサンキズマブが新たな治療選択肢として、他の治療法では効果が見られなかった方々への可能性を示唆しています。

治療歴の影響と安全性



試験に参加した患者の65%が過去に治療を受けたが効果がなかった症例であり、その中には2種類以上の治療に無効だった例も含まれています。試験中に観察された有害事象には上気道感染や腹痛、関節痛がありましたが、有害事象の発現率はリサンキズマブ群で0.5%であったのに対し、プラセボ群では3.1%とされており、安全性においても優位性が評価されています。

専門家のコメント



アッヴィで免疫学的臨床開発の責任者であるKori Wallace博士は、「治療が難しいクローン病患者に対する有効性が示されたことは、リサンキズマブが新たな治療の道を拓く可能性があることを意味します」と述べています。また、北カロライナ大学のMillie D. Long博士も、内視鏡的改善の高い率が示されたことはこの薬の有効性を強調するものであり、患者の日常生活にも改善をもたらすと期待を寄せています。

結論



今回のAFFIRM試験の結果は、クローン病の治療における新たな選択肢が提示されたことを意味し、多くの患者にとって希望の光となるでしょう。アッヴィが今後もこの研究を進めていくことで、さらなるデータや治療法の確立が期待されます。リサンキズマブの皮下投与による治療の可能性に、今後も注目が集まるでしょう。

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