SMBCグループの新戦略
2025-12-24 10:41:23

SMBCグループが新たなプライベートアセット運用ビジネスを始動

三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)は、プライベートアセット運用ビジネスの拡大に乗り出しました。この取り組みは、単なる資産運用に留まらず、グループ内の強力なネットワークと専門知識を活用することを目指しています。

プライベートアセット運用の新たな柱


SMBCグループは、三井住友銀行の商業銀行モデルを基にした融資のノウハウを活かし、さらに三井住友ファイナンス&リース株式会社の航空機や不動産に関する知識、三井住友DSアセットマネジメントの運用実績を統合して、新たな資産運用戦略を展開しています。この持続可能なプライベートアセット運用ビジネスは、同グループの強みを活かしながら、今後のさらなる成長を図る重要な戦略です。

主要な運用領域


新たなビジネスは、特に以下の五つの領域に重点を置くとしています。
1. レバレッジド・ファイナンス
2. 不動産クレジットおよびエクイティ
3. インフラ・クレジット
4. 航空機

これらを通じて、国内外の投資家に多様な投資機会を提供することを目指しています。

ジョイントベンチャーの展開


特に注目すべきは、三井住友銀行がBain CapitalおよびMuzinich & Co.との連携により、欧州で最大1,500百万ユーロ規模のジョイントベンチャーを立ち上げたことです。この協力により、より広い顧客ネットワークを利用し、専門的なクレジット知識を提供することが可能となります。このプログラムは、既存のダイレクトレンディングを補完する形で機能し、より効果的な資産運用を推進する予定です。

不動産クレジットファンドの設立


さらに、アジア市場において不動産クレジットファンドも設立されました。このファンドは既に120百万ドルの規模となり、特にAPAC地域の先進国において不動産ファイナンスの機会を提供することを目指しています。SMBCグループの強固なスポンサー・ネットワークと案件組成能力を背景に、不動産クレジット領域での影響力を確立しているのです。

ブランドの確立と展望


これらの取り組みを包括する形で「SMBC Private Markets」という統一ブランドも立ち上げられました。このブランドは、グローバルなプライベートアセット運用ビジネスの高度化を目指し、国際的な投資家に資産運用の商品とサービスを提供します。将来的には、2031年までに15兆円の資産管理を目指し、国内外の投資家への提案力を強化していく方針です。

未来を見据えた成長


SMBCグループは、個々の投資家がこれまで受けられなかったプライベートアセットへのアクセス機会を広げることにコミットしています。また、国内投資機会を海外投資家に提案し、資産運用立国の実現にも貢献することを目指しています。今後の成長と展開に注目が集まる中、SMBCグループの活動が注目されます。


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会社情報

会社名
三井住友DSアセットマネジメント株式会社
住所
港区虎ノ門一丁目17番1号虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー26階
電話番号
03-6205-0200

トピックス(経済)

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