東京都北区における介護DX促進事業が始動
東京都北区では、介護サービスの質向上を目的とした「ケアプランデータ連携システム活用促進事業」が始まります。この事業は、株式会社善光総合研究所(善光総研)が導入サポートを手がけており、介護現場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を具体的に進めるための取り組みです。
ケアプランデータ連携システム活用促進事業とは
本事業は、東京都北区にある介護サービス事業所がケアプランデータ連携システムを活用することで、業務の効率化と生産性の向上を図ることを目指しています。具体的には、好事例の横展開により、区内全体のサービス品質を向上させることが期待されています。
この事業においては、6回の事業説明会を開催し、区内の介護事業所に向けてその目的や効果を広める活動が行われます。また、ICT研修会を2回実施し、システム活用に必要なスキルを習得できる機会を提供します。さらに、主要ソフトベンダーとの連携セミナーを5回行い、実務に役立つ情報も提供します。
未導入の事業所に対しては、最大で200事業所を対象に訪問やオンラインでの導入相談が行われ、サポートデスクによる運用支援も実施予定です。動画教材などの資源を活用して、事業所を効果的に支援する体制も整えられています。
善光総研の役割
善光総合研究所は、「オペレーションの模範となる」と「業界の行く末を担う先導者となる」という二つの理念の下、介護福祉施設や居宅介護支援事業所の運営に関する経験を積み重ねてきました。この経験を活かし、国内外に広く普及するための様々な事業を展開しています。
介護サービスの持続可能性を高めるためには、在宅サービスにおけるデジタル化も必須です。厚生労働省が進めるケアプランデータ連携システムの導入過程に参画することで、さらに広がる可能性を探ります。
DXプラットフォーム事業(SCOP)の展開
善光総研は、介護サービスのDXを効率的に進めるためのプラットフォーム事業(SCOP)も展開しています。この事業では、介護事業の生産性向上やケアの質向上を目指し、高水準の業務効率を実現するためのノウハウを提供しています。
具体的には、SaaSの提供や介護事業所の経営支援、DX化の伴走支援サービスを行うほか、スマート介護士試験事業も進めています。受験者数が11,000名を突破するなど、多くの人材を育成しています。
株式会社善光総合研究所の詳細
最後に、善光総合研究所の基本情報をお伝えします。
- - 企業名 : 株式会社善光総合研究所
- - 代表者 : 代表取締役社⻑ 宮本隆史
- - 本社所在地 : 東京都港区南青山6-6-22
- - 事業内容 : 介護業務支援システムSCOPの開発・販売、介護事業所経営支援、デジタル人材育成事業など
- - ホームページ : 善光総合研究所
- - E-mail : [email protected]
このように、東京都北区での介護サービス向上を目指す事業は、地域の活性化にも寄与することが期待されています。今後の進展に注目が集まります。