ゼンシンのサッカー療育が障がい児の発達を助ける!研究結果を発表
株式会社ゼンシンのサッカー療育が障がい児に与える影響
株式会社ゼンシン(代表取締役社長:前田忠嗣)は、10月30日と31日にオンラインで開催された「第三回日本発達支援学会」にて、障がい児の運動発達と社会性発達の関連性についての研究を発表しました。この発表では、同社が運営するサッカー療育サービスが子どもの発達にどのように寄与しているかを探る試みが紹介され、注目を集めました。
サッカー療育を通じた発達支援
ゼンシンは、20年以上の運営経験と7度の全国大会出場を誇るアバンツァーレジュニアサッカークラブを運営しています。その蓄積されたノウハウを活かし、運動を通じて心身の発達を促す療育プログラム(サッカー療育)を平成26年から展開。利用者からは「運動が苦手だったが、できるようになった」との声や、「子どもが楽しんで通所している」といったポジティブなフィードバックが寄せられており、現場の指導員たちも効果を実感しています。
これらの実体験に基づき、ゼンシンでは障がい児の運動発達と社会性発達の間に相関関係があるとの仮説を立て、実証研究を進めました。これには、同社の顧問である東北大学名誉教授・本郷一夫氏の協力を得ながら、社内にサッカー療育研修プロジェクトを設立しました。
研究方法と結果
今回の研究は、2021年4月から7月にかけて行われ、宮城県の3カ所、山形県の1カ所、沖縄県の2カ所の事業所における211名の利用者を対象としました。調査では、運動発達の6つの領域における11段階、社会性発達の6つの領域における5段階の指標を設定し、合議制で点数を付ける方法で数値分析を行いました。
結果として、ゼンシンのサッカー療育を利用する回数が増えることで、運動発達と社会性発達との相関関係が強いことが確認されました。これは、定期的な運動が子どもたちの成長にどのように寄与するのかを示すものであり、今後の更なる研究の重要性を示唆しています。
今後の展望
ゼンシンは今後も検証実験を継続し、運動発達と社会性発達の関連性を、より効果的な支援方法に結び付けることを目指します。この取り組みを通じて、アバンツァーレスポーツで提供される療育サービスの向上を図る計画です。
また、ゼンシンでは同社のコンサルティングサービスを利用し、サッカー療育の研究に協力してくださる放課後等デイサービス事業者を募集しています。アバンツァーレスポーツに興味のある方は、ぜひご連絡ください。私たちの取り組みとともに、より多くの子どもたちに笑顔と成長を提供したいと考えています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ゼンシン
- 住所
- 宮城県仙台市青葉区水の森三丁目24番1-206号
- 電話番号
-
022-796-9941