新特産品のご紹介
2022-12-24 10:00:01

四国中央市の新特産品「いりこ酵母パン」が雇用創出に寄与

四国中央市の魅力を再発見!「いりこ酵母パン」の誕生



四国中央市は、地元特産品のいりこを活用した新しいパン、「いりこ酵母パン」を開発しました。このパンはいりこを用いて酵母を生産し、他では味わえない独自の風味を創り出しています。古くから日本の食文化に親しまれてきたいりこですが、その利用法はこれまで出汁に限られてきました。しかし、近年少子化や食の多様化によって、特に若い母親世代には苦戦しており、いりこ製品の出荷量は2021年度には前年比36%も減少しました。

このような背景から、四国中央市ではいりこの魅力を再発見してもらうためのプロジェクトが立ち上がりました。このプロジェクトの一環として生まれた「いりこ酵母パン」は、いりこと麹の甘味が絶妙に組み合わさり、家庭の食卓に新しい風をもたらすことを目指しています。

環境に優しく、地域に根付いた製品開発



「いりこ酵母パン」を製造しているのは、四国中央市の福祉就労施設である「パン工房ともむぎ」と「ステップbyすてっぷ」です。これらの施設は、地元の食材や安全で安心な国産素材を使った手作りのパンや製菓を専門にしています。したがって、このパンは地元の特産品を生かしつつ、地域内での雇用創出にも寄与しています。

販売は、両施設の販売所や市内の病院、役所の売店からスタート。今後は販売先が増えることで、多くの人々に「いりこ酵母パン」を手に取ってもらう機会を提供予定です。価格は200円からと手頃で、普段の食卓にぜひ取り入れていただきたい一品です。
さらに、このプロジェクトでは「水福連携」と呼ばれる取り組みも進めています。これは障害者が水産業に参加することで自信や生きがいを持ち、社会に参画することを可能にするものです。水福連携によって新たな雇用の創出や水産業の担い手確保が期待されています。

地域の新たな特産品としての可能性



この新たな「いりこ酵母パン」の開発は、地域の魅力を引き出すとともに、コロナ禍における地域活性化にも寄与することが見込まれています。市民の皆さんや観光客にとっても、新しい味わいや食文化を体験できるチャンスです。地元の人々が大切にしてきたいりこの魅力を再認識し、食卓に取り入れるきっかけとなることを願っています。

いりこ酵母パンは、愛媛県四国中央市での新しい動きとして、多くの人々に受け入れられることが期待されています。地元の福祉施設とのコラボレーションを通じ、地域経済の強化や食文化の振興にもつながるでしょう。

ぜひ、地元四国中央市の新特産品「いりこ酵母パン」を味わってみてください。皆様の食卓に新しい風味をもたらすこと間違いなしです!

会社情報

会社名
特定非営利活動法人いりこ倶楽部
住所
愛媛県四国中央市上分町550-1
電話番号

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