国立公園利用者負担ガイド
2026-04-21 13:36:25

環境省が国立公園での利用者負担制度導入をガイドする新指針を発表

環境省が発表した国立公園利用者負担制度導入ガイドライン



EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(以下、EYSC)は、環境省が新たに策定した「国立公園における利用者負担制度導入ガイドライン」の作成を支援しました。このガイドラインは、国立公園の保全と持続可能な利用の実現を目的としており、特に利用者負担制度の導入から実施、改善に至るまでの具体的な手順と事例を体系的に整理しています。

国立公園とインバウンド観光の現状



近年、日本を訪れる外国人観光客が増加傾向にある中、国立公園はその自然美を求める訪問者にとって大変魅力的なスポットとなっています。2025年には、国立公園を訪れる外国人の利用者数が988万人に達する見込みであり、これは2019年の数字と比較して1.48倍の増加を表しています。しかし、訪問者の増加は同時に国立公園の施設の老朽化や環境への負荷といった問題を引き起こしており、維持管理費の不足が深刻化しています。これに対抗するためには、安定した財源を確保し、利用者参加型の保全システムを築くことが求められています。

ガイドラインの具体的な内容



新しいガイドラインでは、利用者負担制度の導入を以下の5つのステップに分けて体系化しています:
1. 目的整理
2. 制度設計
3. 試行導入
4. 評価
5. 改善
これにより、各地方自治体や管理主体は段階的に制度導入を検討できます。

また、制度が多様なタイプ(例えば入域料や利用料、任意寄付など)に基づくメリットやデメリットも整理されており、具体的な合意形成や運営体制の構築方法に関する情報も詳細に解説されています。これにより、地域住民や関係者の巻き込みを促進し、実効性のある制度運営への道筋を示しています。

このガイドラインには、全国の先進的な取り組み事例も多数掲載されています。名高い富士箱根伊豆国立公園を始め、妙高戸隠連山国立公園や阿蘇くじゅう国立公園など、実際に導入が進められている事例は、今後の実務にも大いに役立つでしょう。

EYSCのコメント



EYSCの公共・社会インフラセクターのディレクターである長谷川啓一氏とマネージャーの鈴木達郎氏は、このガイドラインの意義について以下のように述べています。「本ガイドラインは、国立公園における利用者負担制度を効果的に導入・運用するための実務的なポイントを、全国の先行事例に基づき体系的に整理したものです。国立公園の運営は日本のインバウンド政策を重要にするためのカギであり、各地域での持続可能な保全モデルの構築に寄与したいと考えています。」

未来への展望



本ガイドラインが国立公園の利用と保全の相互的なシナジーを生み出し、地域の価値向上に寄与することが期待されています。来訪者の環境意識が高まる中で、これらの制度は単なる財源確保にとどまらず、自然保護への参加を促し、その体験価値を高める手助けとなるでしょう。利用者負担制度の重要性は今後ますます増していくと思われます。

詳細なガイドラインや案内は、環境省のウェブサイトから閲覧可能です。国立公園の持続的な保全と利用のために、ぜひこれらの情報を参考にしてください。具体的なリンクについては、以下のサイトをご覧ください。


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