昭島市民総合交流拠点に「EVrest」導入
東京ガス株式会社は、2025年12月1日にオープンする昭島市民総合交流拠点(愛称:イーストテラス・サブスリー)に、電気自動車充電サービス「EVrest」を初めて導入します。この新たな取り組みは、地域の持続可能な発展や、災害時におけるレジリエンス強化にも寄与することを目指しています。
EVrestの特徴
「EVrest」は、利用者が専用アプリを通じて簡単に充電指示や料金の支払いができる充電環境を提供します。従来の充電料金は充電時間に基づいていましたが、今回の導入では、特定計量器を用い、実際の充電量に応じて料金が算出される電力量課金に対応しています。このシステムにより、利用者はより公平で分かりやすい料金で充電を行えるようになります。
災害時のサポート
さらに、東京ガスは昭島市と連携し、災害時には市が保有する公用車への充電器の無償開放を行う協定も締結しました。これにより、大地震や豪雨などの有事において、情報収集や物資の運搬を支援し、地域の危機管理能力を高めることに貢献します。この協力体制により、さまざまな状況でも地域住民を守るための環境が整えられます。
今後の展望
2024年12月20日からは、昭島市立昭和公園の立体駐車場でも同様の電力量課金システムが導入され、災害時の対応策も適用されます。東京ガスは、EVの普及拡大を推進しつつ、カーボンニュートラル社会の実現に向けた努力を続けていくとしています。特に、これからの未来に向けて、EVrestの導入を通じて持続可能な地域社会を築くことを重視しています。
新ブランド「IGNITURE」の設立
東京ガスはまた、2023年11月に新たなソリューション事業ブランド「IGNITURE」を立ち上げました。これにより、家庭や法人、省エネや脱炭素社会の実現に向けて、経済性や利便性の向上を図りつつ、サステナブルな生活や事業が無理なく両立できる未来を提供します。
これからも東京ガスは、地域との連携を強化し、社会全体の持続可能性を向上させるための施策を進めることでしょう。電気自動車による未来のエコな生活の実現は、地域の皆さんの協力によってさらに広がりを見せることが期待されます。