平和を願う特別道徳授業
近畿大学附属広島中学校福山校では、令和7年(2025年)7月1日(火)、地域の歴史を学ぶための特別道徳授業「『福山空襲』を知っていますか?」が行われます。この授業では、実際に福山空襲を体験した近藤茂久氏を講師に招き、貴重な体験談を通じて生徒たちに戦争の恐怖と平和の大切さを伝えることを目的としています。
この授業は、戦後80年という節目の年にあたることから、平和学習の重要性を再確認する大きな機会です。近藤氏は91歳を迎え、歴史の生き証人としてその思いを語ります。10年前にも同様の授業を行い、生徒たちにとって印象深い経験となりました。当時の取り組みは多くのメディアに取り上げられ、社会的な反響を呼びました。
授業の内容は、近藤氏が当時の空襲をどのように体験したかを生々しく伝えるものです。生徒たちは、直接的な体験談を聞くことで、教科書や映像だけでは知り得ない、戦争の実態とその影響について深く考える機会を得ます。授業後には生徒各自が折り鶴を作り、その思いを込めた「ひとり一羽事業」として福山市に寄贈します。この取り組みを通じて、平和を願い、未来へと繋がる思いを育むことが期待されています。
授業の詳細
- - 日時: 令和7年(2025年)7月1日(火)12:00~12:50
- - 場所: 近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校武道場
- - 対象: 中学1年生137名(中学2・3年生は後日録画視聴予定)
- - 講師: 近藤茂久氏(備後セカンドライフくらぶ会長)
- - アクセス: JR山陽本線「福山駅」から鞆鉄バス「尾道方面行」、近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校前下車徒歩約5分
地域の記憶を後世に伝えるための重要な一歩として、近大附属広島中学校福山校の取り組みは多くの人々に影響を与えることでしょう。平和を願う生徒たちの素直な思いが、未来の担い手となっていくことが期待されます。