戦争映画祭開催
2023-07-20 18:07:32
映画を通じて戦争の記憶を語り継ぐ特別な3日間
第12回 戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭
戦争や平和についての理解を深めるための貴重なイベント、「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」が、2023年8月9日から11日の3日間、池袋の新文芸坐にて開催されます。今年で12回目を迎えるこの映画祭は、毎年恒例のイベントとして、多くの人々に愛されています。
映画祭では、戦争や原爆をテーマにした選りすぐりの映画が上映されるだけでなく、上映後にはその作品に関連するゲストによるトークショーも行われます。これにより、観客は映画を鑑賞するだけでなく、深い対話を通じて理解を深めることができます。
今回は特に故・坂本龍一氏を偲ぶ特別なプログラムで構成されており、彼が出演し、音楽を担当した名作『戦場のメリークリスマス』の上映が予定されています。坂本氏が生前、非戦の理念を大切にしていたことから、この映画は映画祭の開幕にふさわしい作品です。トークショーには、坂本氏の友人であり編集者の鈴木正文さんが登壇し、思い出を共有します。
また、映画『零戦黒雲一家』では、戦時中の日活スターとして知られる浜田光夫さんがトークショーに登場し、映画に対する想いを語ります。この映画は、1962年に公開されたもので、戦争の影響を受ける人々の姿が描かれています。
さらに、宝田明氏を追悼する企画も計画されており、彼が出演した2つの映画『戦争と平和 宝田明の証言』と『世の中にたえて桜のなかりせば』がセットで上映されます。特に後者は宝田氏が企画、エグゼクティブプロデューサーを務めた作品であり、彼の思いが込められた作品です。このトークショーには、乃木坂46の岩本蓮加さんが登壇し、観客との交流が期待されます。
映画祭の最終日には、戦後78年の平和を願った特別コンサート「Peace for the world」も実施されます。特に東京音楽大学の学生たちによる合唱団が参加し、SMAPの名曲『Triangle』など、平和をテーマにした楽曲が披露されます。観客が共に歌い、平和への思いを伝える貴重な機会です。
チケットは映画祭の1週間前から新文芸坐のオンラインおよび劇場窓口で購入可能です。詳細は公式サイトにて確認できます。チケットを手に入れて、戦争の歴史を振り返り、今後の平和について考える素晴らしい機会をお見逃しなく。
映画祭はもともと2012年から御手洗志帆氏が個人で行ってきた「新藤兼人平和映画祭」が前身です。これを経て、2020年には現在の形にリニューアルし、現在に至っています。これまで数多くの著名人が登壇し、平和の大切さを伝えています。
ぜひこの機会に、戦争についての深い理解を得るために足を運んでみてください。映画を通じて、私たちが未来へつなげるメッセージを考える大切な時間を共有しましょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人昭和文化アーカイブス
- 住所
- 中央区銀座7-13-6サガミビル2階
- 電話番号
-
090-8603-1846