株式会社MILIZE、金融アドバイザー向けプラットフォーム「milize」を始動
株式会社MILIZE(本社:東京都港区)は、個人の様々なお金の意思決定をサポートする金融アドバイザリープラットフォーム「milize(ミライズ)」の提供を開始すると発表しました。このサービスは、以前から個人向けに提供していた「Sumulize」と、金融機関向けのライフプランシミュレーションツール「milize Pro」から培ったノウハウを基に、ユーザーの将来に関わる重要な意思決定を支援するために進化させたものです。
1. サービス開発の背景
近年、人生100年時代が到来し、資産形成や老後の生活、住宅購入、子どもの教育費など、個人が直面するお金に関する課題は非常に多岐にわたり、複雑さを増しています。これにより、多くの人々が将来に対する漠然とした不安を抱えているのが現状です。
そのため、金融機関やファイナンシャルプランナー(FP)は、お客様一人ひとりの悩みや不安に寄り添い、的確なアドバイスを提供する必要があります。しかし、ライフプランのシミュレーションや多様な金融商品を提案することは手間がかかる上、質を均一に保つことが難しいという課題があります。そこで、「milize」はこの問題を解決するために開発されました。
2. サービスの特長
「milize」は、以下のような特長を持っています。
幅広いコンサルティング領域に対応
「milize」では、イフプランニング、資産運用、住宅ローン、相続、iDeCoなど、お客様の様々なライフステージに対応したコンサルティングを提供します。これにより、必要な情報を包括的にサポートします。
直感的で使いやすいインターフェース
専門的なシミュレーションも扱える一方で、初心者向けのシンプルなモデルケースを用意しています。これにより、専門知識がない方でも自分のお金の流れを理解することができるようになります。
柔軟な拡張性
MILIZEが開発した先進的な金融計算エンジンをベースにしており、今後もユーザーの多様なニーズに応じて新しい機能を迅速に導入することが可能です。
3. 主要なアップデートポイント
「milize」のユーザーエクスペリエンスは驚くほど向上しました。初めての利用者でも分かりやすいインターフェースを実現し、利用シーンに合わせた機能を充実させています。特に、以下の点が新たに追加されました。
比較モード
複数のライフプランを同時に作成し、未来に与える影響を視覚的に示すグラフ機能が追加されました。これにより、選択肢の比較が容易になります。
入力モードの柔軟性
モデルケースを選択する簡易モードや、詳細なヒアリングに基づく詳細入力モードの切り替えが可能です。状況に応じた利用ができるようになっています。
保険商品への対応強化
複雑な保険商品の分析もスムーズに行えるよう、専用の入力画面が搭載されました。これにより、ユーザーは必要な保障を確認しやすくなります。
4. 建設的な利用シーンへの機能強化
従来の「milize Pro」に加え、資産遷移グラフや必要保障額の計算などの機能も搭載されています。さらに、シナリオを用いた保険分析や、リタイア後の生活費を具体的に設定できる「セカンドライフプラン」機能も追加されました。
5. 今後の機能拡張予定
AIを用いた自動アドバイス機能や資産運用支援ツールが今後のアップデートで追加される予定です。また、セキュアなチャット機能やデータ分析機能も搭載し、よりユーザーに寄り添った金融アドバイスが可能になります。
株式会社MILIZEについて
MILIZEは、金融工学やAI研究に基づいたフィンテックツールの開発・運用を行う企業です。今後、保険や証券、銀行など様々な金融機関への導入を進めていくことで、金融アドバイスの標準化と高度化を実現していく所存です。金融機関やフリーランスのアドバイザーが、より質の高いサービスを提供できるようにするための取り組みを続けます。