小田原漁港で魚の魅力を体験!「小田原あじ・地魚まつり」レポート
神奈川県西部に位置する小田原漁港は、相模湾に面した豊かな漁場として知られています。年間3,000tの漁獲高を誇り、その多くは定置網漁で獲れた新鮮な魚介が水揚げされます。
そんな小田原漁港で毎年開催される「小田原あじ・地魚まつり」は、地元の新鮮な魚介を味わうだけでなく、魚の魅力を五感で体験できるイベントとして人気を集めています。
今年のテーマは「体験」「体感」。早朝に水揚げされたばかりの新鮮な地魚を販売するマルシェや、地魚を使ったグルメ屋台、模擬セリ体験など、大人も子供も楽しめる企画が盛りだくさんです。
YouTuber事務所「Carry On」がイベントを盛り上げる!
今回のイベントでは、食系のYouTuberが多く所属する株式会社Carry Onが、従業員を講師として参加しました。Carry Onは、食関連の企業と連携し、YouTuberの発信力を活かした活動を行っています。
同社が運営する「うお樹水産」は、小田原漁港で仲買いを行い、新鮮な魚介を仕入れています。仕入れた魚介をYouTuberが紹介することで、消費者に届け、一次産業の活性化に貢献しています。
イベントでは、うお樹水産の青木さんが寿司職人として、お客様に寿司・刺身づくり体験を指導しました。青木さんは前職が寿司職人だったこともあり、イベントではお客様に丁寧に指導を行い、笑顔あふれる体験教室となりました。
体験を通して魚の魅力を再発見!
今回のイベントでは、アジを捌いたり、寿司を握ったりする体験を通して、参加者は魚の知識を深め、新鮮な魚介の美味しさを再認識しました。
特に、子供たちは自分で捌いたアジを寿司ネタに使い、初めて食べる魚の美味しさに驚いた様子でした。大人にとっても、普段なかなか触れる機会のない魚の捌き方を学ぶことで、魚への理解を深め、食への関心を高める良い機会となりました。
イベントを通して見えてきた未来
株式会社小田原魚市場の米山典行社長は、イベントを通して「魚などの身体に良いものを食べて健康でいてほしい」という強い思いを語りました。
現代社会では、食生活の欧米化や加工食品の普及により、魚介摂取量が減少傾向にあります。しかし、魚は良質なタンパク質やDHA・EPAなどの栄養素を豊富に含み、健康維持に役立ちます。
「小田原あじ・地魚まつり」のような体験イベントを通して、若い世代に魚を身近に感じてもらい、健康的な食生活を促すことが重要です。
Carry Onは、今後もこのようなイベントを通して、一次産業の活性化に貢献していくとともに、食を通して人々の健康と笑顔を繋ぐ活動を続けていくとのことです。