新技術「PコンPalette」で変わるコンクリート施工の現場
近年、建設業界ではコンクリート管理の精度や施工の効率化が求められています。そして、株式会社Momoが提供する「PコンPalette」は、そのニーズに応える新たなソリューションとして注目されています。特に、東亜建設工業が手掛ける高松港岸壁築造工事において、その実力がいかんなく発揮されています。
「PコンPalette」の機能
「PコンPalette」は、コンクリートの内部温度を高精度で測定し、リアルタイムでデータを可視化するシステムです。具体的には、型枠内部にセンサーを設置し、コンクリートの中心部1.5メートルの温度を測定します。この技術により、各部位の温度変化を迅速に把握し、必要に応じて適切な対策を講じることが可能になります。
さらに、塩害対策として特別にカスタマイズされた筐体を用いることで、潮風による劣化が懸念される地域においても安心して使用できます。
BIM/CIMとの連携
「PコンPalette」の最大の魅力の一つは、BIM/CIM共有クラウド「KOLC+」との連携です。このシステムを使うことで、他社の計測データと一元管理が可能となり、3次元空間上でコンクリート内部データを確認できます。この機能により、施工計画の精度が向上し、各工程の統合的な管理が実現されます。
様々な計測機能
「PコンPalette」には、温度計測以外にも以下のような機能があります:
- - 湿度計測機能:型枠内の湿度データも残置物なしでセンシング可能です。
- - 環境センサ連携:外気温や湿度のデータを連携し、寒冷や高温時の効率的な施工管理を実現。
- - コンクリート品質管理の精度向上:コンクリートの内部温度の変化を把握することで、適切な養生対策を講じることができ、品質を確保します。
- - 施工計画の効率化:施工計画に温度データを反映させることで、養生期間の最適化や施工スケジュールの調整が可能に。
- - 管理工数の軽減:データの一元管理により、現場での負担を大幅に軽減します。
- - コンクリート推定強度の表示機能:打設日時や配合を入力することで、リアルタイムで強度を確認できます。
結論
「PコンPalette」によって、コンクリート施工の効率や精度が飛躍的に向上することが期待されています。この新しい技術が建設業界にもたらす影響は計り知れず、今後のさらに広がりを見せることでしょう。興味のある方は、ぜひMomoの公式サイトから詳細を確認してみてください。
お問い合わせ
本技術に興味がある方は、以下のリンクからお問い合わせください。
お問い合わせはこちら