株式会社ダイブが新たな一歩を踏み出す
株式会社ダイブは、2025年10月1日付で元リクルートの旅行Division長、宮本賢一郎氏をアドバイザーに迎えることを公式発表しました。宮本氏は、旅行業界での豊富な経験を持ち、特に宿泊予約サイト「じゃらんnet」を12年間にわたって牽引した実績があります。彼の就任は、ダイブが掲げる「観光イノベーター」というコンセプトの実現に向けた重要なステップとなります。
宮本賢一郎氏とは
宮本氏は1990年にリクルートに入社し、多岐にわたる営業や企画業務を担当。その後、2012年からは「じゃらんnet」の運営責任者として、同サービスを日本国内で最大級の旅行プラットフォームへと成長させました。特に、観光事業のデジタル化(観光DX)や地域の消費拡大において、数々の先進的な施策を導入し、多くの成果を上げてきました。
観光イノベーター構想とは
ダイブの「観光イノベーター」というコンセプトは、地域が直面する複雑な課題の解決を目指すものです。具体的には、観光客を呼び込み、現場の運営をスムーズにし、持続的な収益を生む仕組みを構築することを目指しています。宮本氏のこれまでの経験や知見が、この構想を推進する大きな力になると期待されています。彼の適切な判断力と戦略的思考は、ダイブが理想とする観光産業の未来を築くための礎となることでしょう。
ダイブの新たな展開
宮本氏との協業を通じて、ダイブは既存のビジネスの強化だけでなく、新たな事業の開発やM&Aへも積極的に取り組んでいきます。観光市場全体をリードし、「観光イノベーター」としての成長を実現するための基盤を固める方針です。
株式会社ダイブの概要
ダイブは2002年に設立され、観光業に特化した人材サービスを中心に事業を展開しています。特に「リゾートバイト」と呼ばれるサービスを通じて、観光施設の「人手不足」問題を解決すべく、年間で14,555人の観光従事者を輩出しています。また、全国の5900以上の観光施設と人材を結びつけています。
さらに地方創生事業にも力を入れ、過疎地や消滅可能性自治体にD2Cの観光事業を展開し、地域の事業者との連携を図っています。グランピング施設専用のWEBメディア「GLAMPICKS」の運営なども行い、IT領域での事業拡大も目指しています。
このように、株式会社ダイブは観光業における多様な課題に立ち向かい、持続可能な地域の発展に寄与する企業として注目されています。今後も宮本氏の参画により、さらなる進展を遂げていくことでしょう。