未来科学部イブニングセミナー「茶の湯とデザイン」開催
日本の伝統文化「茶の湯」をテーマにしたサロン的イベントが、2024年12月20日(金)に東京電機大学の東京千住キャンパスで行われます。このセミナーは、松村宗亮氏を講師に迎え、茶道の新たな視点とデザインの融合についての講演が予定されています。
松村氏は、”茶の湯をもっと自由に、もっと楽しく”という理念のもと、伝統的な茶道のルールを守りつつ現代社会に相応しい形でアレンジし、独自のスタイルを確立してきた茶道家です。彼は世界各国で茶会をプロデュースしてきた経歴を持ち、時には首相公邸からも依頼されるなど、その活動は多岐にわたります。このセミナーはそんな松村氏の考えや創意工夫を体感できる貴重な機会です。
講演概要
- - 日時: 2024年12月20日(金) 18:30〜20:00
- - 会場: 東京電機大学 東京千住キャンパス 1号館2階 丹羽ホール
(所在地: 東京都足立区千住旭町5番、北千住駅東口(電大口)から徒歩1分)
- - 演題: 茶の湯とデザイン
- - 講師: 松村宗亮氏
- - 参加費: 無料
- - 主催: 東京電機大学 未来科学部
参加希望者は、12月13日(金)17:00までに東京電機大学未来科学部建築学科事務室に連絡の上、申し込みをする必要があります。お申し込み方法や詳細については、チラシもしくは直接のお問い合わせをお勧めします。
松村宗亮氏の活動
松村氏は学生時代にヨーロッパを放浪中に、日本文化を深く理解していないことに気づき、帰国後に茶道の勉強を始めました。彼の活動は、単なる伝統にとどまらず、現代の感性や多様な文化を取り入れた新しい茶の湯を模索するものです。また、コンテンポラリーアートや舞踏、ヒューマンビートボックス、漫画とのコラボレーションも行うなど、他の文化との交流を積極的に楽しんでいます。
松村氏が命名したオリジナルの茶室「文彩庵」は、グッドデザイン賞を受賞した実績もあり、茶道をより広い視野で捉えようとする彼の取り組みが認められています。また、彼の著書『人生を豊かにするあたらしい茶道』(朝日新聞出版)は、茶道の在り方を再考させる内容で、多くの読者から支持を得ています。
彼はまた、NHKの「助けて!きわめびと」にも出演しており、TEDxTokyo2014での登壇を経て、茶道を通じた多様な価値観の発信に努めています。
日本の伝統を学びながら、未来に向けた新しい文化の形成に貢献する彼の活動に、これからも注目が集まります。セミナーを通じて、多くの人々が茶の湯の新たな魅力に触れることを期待しています。