KRPとATRの連携によるイノベーション創出の取り組み
2025年10月1日、京都リサーチパーク株式会社(KRP)と株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が連携協定を締結し、記念して特別イベント「KRP × ATR 連携記念:グローバルスタートアップショーケース」が開催されます。これは、グローバルな視点でのイノベーション創出を目指した重要な活動の一環です。
連携協定の背景
KRPとATRは、それぞれが持つ海外のネットワークやリソースを最大限に活用し、情報の発信やスタートアップ支援を強化することを目的としています。特に、京都や関西地域での国際的なイノベーションの発生を促進することが期待されています。両者は、海外サイエンスパークやヘルスケア領域のイノベーションプラットフォーム、さらには国際的な大学との連携など多岐にわたるリソースを共有し合います。
主な連携分野と目標
連携協定では以下の分野での取り組みが強調されています。
- - 情報交換: 海外連携活動に関する情報を相互に交換し、イベント情報を共有。
- - スタートアップ支援: お互いのネットワークを活かし、新たなビジネスチャンスの創出を目指します。
- - 施設案内の促進: イベントや企業誘致での相互案内を進めることで、より多くの企業を京都に呼び込むことを目指します。
グローバルスタートアップショーケースの詳細
このイベントは、2025年10月1日(水)に行われます。開催場所は京都リサーチパークの西地区4号館2階ルーム1です。プログラムは以下の通りです。
- - 13:30-14:00: 挨拶、来賓スピーチ、KRPおよびATRの紹介
- - 14:00-14:10: 連携協定の調印式
- - 14:10-15:00: KGAP+スタートアップピッチ(英語、翻訳字幕付き)
- - 15:00-15:30: 交流会(15時30分に閉会)
ピッチには、AVAtronics(スイス)、BioAro(カナダ)、Carbelim(UAE)、Wanda Fish(イスラエル)などのスタートアップが参加予定で、各国から集まった革新的な企業が紹介されます。
参加スタートアップの紹介
- - AVAtronics: 音響工学を専門とし、汎用のアクティブノイズキャンセリング技術を用いた製品を開発。
- - BioAro: ヘルスケア業界向けに、データ分析を通じた予測・治療システムを提供。
- - Carbelim: 微細藻類を用いたCO2回収システムを開発し、持続可能な環境づくりに寄与。
- - Wanda Fish: 独自の細胞培養技術で、環境に優しい水産物の生産を行っています。
まとめ
KRPとATRの連携は、地域のイノベーションの活性化にとって大きな意義を持つ取り組みです。特に、グローバルな視点でのスタートアップ支援を通じて、京都に新たな産業が誕生することが期待されています。今後のイベントや活動に注目が集まる中、地域のビジネス環境がどのように変化していくのか、見逃せないポイントです。