2024年「図書館員がえらぶ選書センター大賞」発表!
日本出版販売株式会社(日販)は、12月2日(月)に「図書館員がえらぶ 選書センター大賞2024」の受賞作品を公表しました。本賞は、選書センターの設立5周年を記念して行われており、今年で4回目を迎えます。
大賞作品
大賞に輝いたのは、理論社から出版された『一年一組 せんせいあのねこどものつぶやきセレクション』です。この作品は鹿島和夫氏が選び、ヨシタケシンスケ氏の絵が特徴的です。理論社の担当編集者は、「本と人を結ぶ司書の皆さんに選んでいただき、大変嬉しいです。」と受賞の喜びを語りました。
その他の受賞作品
さらに注目すべき作品も存在します。総合第2位には岩崎書店の『うかぶかな? しずむかな?』が選ばれ、身近な物の特性について考察を促す内容が評価されました。また、第3位には弘文堂の『こども六法 第2版』が入賞し、法律を通じて子どもたちの未来を育む意義が強調されました。
ノミネートの多様性
選書センターでは、学校図書館に特化し、小中学生向けの書籍を厳選しています。今年は全国441名の図書館員が参加し、様々なジャンルからノミネート図書を選びました。選出された図書は、NDC分類(日本十進分類法)に基づき、各分野から10冊ずつ、合計120冊がノミネートされています。
以下は、NDC分類ごとのトップ図書です:
- - 0類・総記: 『図書館にまいこんだこどもの大質問』
- - 1類・哲学・宗教: 『ドラえもんはじめての論語』
- - 2類・歴史・地理: 『お札になった21人の偉人なるほどヒストリー』
- - 3類・社会科学: 『こども六法 第2版』
- - 4類・自然科学: 『みんなが知りたい!宝石のすべてきれいな石の成り立ちから美しさのヒミツまで』
- - 5類・技術: 『食いねぇ!お寿司まるごと図鑑』
- - 6類・産業: 『うちは精肉店』
- - 7類・芸術: 『都道府県別 伝統工芸大事典』
- - 8類・言語: 『なんでもない一日の辞典』
- - 9類・文学: 『この夏の星を見る』
- - 児童文学: 『一年一組 せんせいあのねこどものつぶやきセレクション』
- - 絵本: 『うかぶかな? しずむかな?』
選書センターの目的
選書センターは、学校図書館の発展を目指し、特に小中学校の図書館に向けた支援を行っています。図書館員の選書に役立つ情報を提供し、図書館関係者が直接書籍を手に取り、選書を行える環境を整えることが重要です。
結び
今回の受賞発表を通じて、図書館員が選んだ素晴らしい書籍たちが、今後も多くの子どもたちの心を豊かにすることを願っています。選書センターはこれからも、図書館の役割を大切にし、様々な企画を展開していく予定です。詳細は
こちらから確認できます。