企業の持続的発展を支える「心の豊かさ」
現代の資本主義において、物質的な豊かさだけでは測れない豊かさの基準が模索されています。特にインターネット革命や技術の進展が進む先進国では、従来の価値基準が揺らいでおり、「心の豊かさ」が新たな経済活動の価値基準として注目されています。
公益社団法人日本青年会議所のパラダイムシフト推進会議は、2016年から全国で「VSOP運動」を展開しています。この運動は、地域の企業や団体が協力し、地域住民のために定期的に貢献することを目的としています。異業種の企業や団体が連携することで知恵と情報の交換が行われ、新たなアイディアや地域との絆が深まります。このような取り組みが、地域への信頼感や評判を高め、経済の好循環を生むのです。
VSOP運動の目指すところは、地域の資源や文化、信頼関係などの目に見えない豊かさを高めることです。それによって、持続可能な経済活動が生まれ、「共感経済社会」を実現することに繋がります。この「目に見えない資本」は、現代経済の新たな基盤となっています。
日本の古き良き文化「三方良し」
近年、WIN-WINの関係がビジネスの重要な形として認識されています。売り手と買い手がともに満足する関係ですが、これだけでは足りません。日本には「三方良し」という理念があり、これは売り手、買い手、そして「世間」すなわち地域社会の幸福を追求する考え方です。
「三方良し」は、地域における経済的なよい循環を生むために必要不可欠な考え方です。売り手と買い手が満足するだけでなく、地域社会にも利益をもたらすことで、真の豊かさを生むのです。
VSOP運動は、この「三方良し」の精神を具現化する活動の一つです。地域貢献を通じて経済的な利得のみならず、地域との信頼関係を構築し、企業自身も成長できる環境を作り出します。
社会貢献と経済活動の両立
本業を通じて地域に貢献することは、企業にとっても新たな価値を提供する機会です。地域住民と触れ合うことで、企業の従業員はその仕事の意義を再認識し、誇りを持つことができます。また、多様な業種との協力によって、新たな商機が生まれることもあるのです。
持続的に発展する企業は、共感を得ながら経済活動を行い、地域全体を潤わせることが期待されています。共感経済によって広がる波紋は、私たちの社会全体を豊かにする力を持っています。
日本青年会議所のパラダイムシフト推進会議では、インパクトのある社会貢献に取り組みたい企業を募集しています。興味がある企業は、ぜひお問い合わせください。
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