橋梁点検の未来を切り拓く「mapry橋梁」
橋梁は交通インフラの重要な一部であり、その維持管理は極めて重要です。近年、小規模橋梁の点検業務における効率化が求められています。そんな中、株式会社ベイシスコンサルティングが開発したアプリ「mapry橋梁」が、その解決策として登場しました。このアプリは、地方自治体における橋梁点検の効率化やコスト削減を実現するために開発されました。
特設ホームページの開設
最近、「mapry橋梁」の専用ホームページがオープンしました。このサイトでは、アプリの機能や利点、導入事例などが詳しく紹介されています。特に、橋梁点検の現場での活用方法や実績に関する情報が豊富で、利用希望者にとって貴重な情報源となるでしょう。特設ホームページは、
こちらからアクセスできます。
橋梁点検業務の課題
日本国内には55万以上の小規模橋梁がありますが、その点検には多くの時間と労力が必要です。従来、技術者は手作業で記録を行い、情報を集めていましたが、この方法ではミスが起こりやすく、効率が悪いという課題がありました。「mapry橋梁」は、これらの問題を解消するために開発され、自治体職員がデジタル技術を駆使して点検を行える環境を整えています。
アプリの機能と特徴
このアプリは、iOSの地図機能を基にしたスマートフォン向けのアプリケーションです。橋梁の図面や3Dスキャナーで取得した点群データを、スマートフォンのカメラで撮影した写真と組み合わせて保存・表示できます。これにより、技術者は現場で必要な情報を一元管理することが可能となります。
特に、iPhone13以降のモデルが必要ですが、このデバイスを活用することで、橋の状態を正確に記録できます。データは、webブラウザを通じて共有されるため、チーム全体で情報を簡単に参照することができます。
信頼される技術
「mapry橋梁」は、国土交通省や内閣府との連携のもと、開発が進められてきました。その結果、技術力が高く評価され、複数のプロジェクトでも実績があります。最近では、2022年度のインフラDXコンペにおいて優秀技術賞を受賞し、業界内での信頼性が確立されています。
未来のインフラ点検を目指して
2024年5月には、幕張メッセで開催される「第6回 建設・測量生産性向上展 (CSPI-EXPO)」に出展します。そこで、当アプリのデモや、実際の用途について詳しい説明が行われる予定です。
このような展示会を通じて、技術の普及を図り、より多くの自治体や企業に「mapry橋梁」の導入が進むことを期待しています。橋梁点検のデジタル化が進むことで、より安全で効率的なインフラの維持管理が実現されるでしょう。今後の展開に注目です。