絵本寄贈活動
2022-09-27 09:00:01

性教育絵本『げっけいのはなしいのちのはなし』の寄贈活動について

子どもたちに届ける性教育絵本『げっけいのはなしいのちのはなし』



性教育は、未来を担う子どもたちにとって非常に重要なテーマです。このテーマに取り組むために出版されたのが、大石真那氏の性教育絵本『げっけいのはなしいのちのはなし』です。2021年5月に発売されたこの絵本は、特に月経や生命の誕生に関する知識を分かりやすく、かつ科学的な視点からクローズアップしています。

絵本の内容と目的



本書の目的は、単に事実を伝えるだけでなく、命の大切さや生き方には多様性があることを子どもたちに理解してもらうことです。その中でも、「生理があるからといって、必ずしも子どもを産む必要はない」という重要なメッセージを伝えています。絵本の中で「しごともけっこんも、こどもをそだてるかどうかも、じゆうにきめるけんりがある」という言葉が示す通り、性と生殖に関する権利が重要であることを強調しています。

日本の性教育の現状



日本では、性教育に対する偏見や誤解がまだ根強く、性に関する教育が受けられる機会は限られています。義務教育の中で性交に関する具体的な内容が取り扱われないことや、思春期になってから学校で学ぶというイメージが強いため、子どもたちには正しい知識を得ることが難しい状況です。その結果として、若年者の予期せぬ妊娠や性犯罪が増加している問題も影響を及ぼしています。

国際的には、「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に基づいた包括的な性教育が推奨されています。これは、体に関する知識だけでなく、人間関係や権利、文化、ジェンダーの理解、そして安全確保といった重要なテーマも含まれた教育です。これにより、子どもたちが自分自身や他者を理解するための土台を築くことが期待されています。

寄贈事業の概要



2022年4月に設立されたNPO法人HIKIDASHIは、「全ての子ども達に包括的性教育を」をモットーに、全国の幼稚園、保育園、小学校、図書館などに『げっけいのはなしいのちのはなし』を寄贈する活動を展開しています。寄贈開始から短期間で、すでに25の施設に本を届けることができたとのことです。

寄贈を受けた施設からは、「この絵本を使って性教育を進めたい」という声や、「大人たちの性教育に対する考えが変わった」という意見が寄せられています。これは、子どもたちだけでなく大人も含めて、性的な教育の必要性を再認識するきっかけとなっています。

ご寄贈の希望や支援について



寄贈を希望される施設は、専用の申し込みフォームから申請できます。さらに、NPO法人HIKIDASHIの活動を支援したい方は、オンラインで寄付を行うことも可能です。これにより、より多くの施設にこの絵本を届けることができます。

子どもたちへの性教育は、未来への投資です。全ての大人がこの重要性を理解し、子どもたちが自分らしく成長できる社会を共に築いていきましょう。

参考リンク


会社情報

会社名
特定非営利活動法人HIKIDASHI
住所
兵庫県明石市朝霧山手町1-6
電話番号
090-9619-3038

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