外国人社員研修
2024-11-01 11:33:20

東急リゾーツと日本料飲協会、外国人新入社員向け研修をスタート

昨今の日本において、特定技能ビザでの就業が進む中、外国人材の活用が重要な課題となっています。日本で安心して生活し、働くための環境づくりが急務であることから、東急リゾーツ&ステイ株式会社と一般社団法人日本料飲外国人雇用協会が連携し、外国人新入社員を対象とした研修プログラムを開始しました。

この研修プログラムは、特定技能外国人が職場でのスムーズな適応を実現することを目的としています。特に、文化や生活習慣の違いを理解し、安心して日本での生活をスタートできるようサポートする内容になっています。研修は座学と実地研修を組み合わせており、受講者が必要な基礎知識をしっかりと身につけることが求められます。

取り組みの背景



東急リゾーツ&ステイは、2033年までに全社員の約30%を外国人材とする目標を設定しており、それに向けて人手不足解消のための施策を進めています。その中で、外国人新入社員が定着しやすい職場環境を整えるため、文化の理解や職場への早期適応が鍵となるのです。

この共催プログラムでは、日常生活や職場でのマナー、法的知識から、税金や社会保障制度に至るまで多岐にわたるトピックスをカバーしています。また、有事の際のマニュアルや経済的な基礎知識、異文化交流の実地研修も含まれており、参加者の長期的な活躍を目指しています。

第1回目の研修実施



2024年8月には、長野県信濃町の『斑尾東急リゾート ホテルタングラム』にて、フィリピン人18名とミャンマー人12名、計30名を対象に第一回目の研修が行われました。この研修では、参加型のカリキュラムが取り入れられ、自らの意見を積極的に引き出すワークショップ形式が採用されました。

一週間の研修には、文化交流が大きなテーマとして組み込まれており、外国人同士の交流を通じて、日本での職務に必要なスキルを養いました。また、卒業課題制作として、ビジョンを共有するチーム活動が行われ、参加者は自分の母国から日本に来ている意義を再確認する貴重な経験を得たことでしょう。参加者からは、「日本の文化や仕事が理解できた」という感想も多く寄せられ、プログラムの成果が伺えます。

今後の展望



今後も、東急リゾーツ&ステイ株式会社と日本料飲外国人雇用協会は協力し、外国人材が日本で安心し、かつ活き活きと働ける環境を整えていく予定です。企業向けの研修との提携や、実際のトラブル事例を基にした教育プログラムの展開も視野に入れています。企業支援に興味がある団体や個人は、ぜひ関心を持ち、問い合わせを行っていただきたいと思います。最適なプランが提案され、貴社の外国人材の育成に貢献することができるでしょう。

画像:研修中の参加者の様子

講師の紹介



今回の研修を担当したのは、日本料飲外国人雇用協会支援部の部長、石原純氏です。彼は、国内での海外人材の教育に15年以上携わっており、実績豊富なプロフェッショナルです。外国人社員が職場で直面しがちなトラブルや緊急時の対応など、実践的な学びを楽しく提供してくれる講習は、参加者たちにとって大変有益な経験となったことでしょう。

まとめ



日本の食・宿泊・介護業界の国際化が進む中、外国人材の適応を助ける取り組みは、今後ますます重要なテーマとなるでしょう。東急リゾーツ&ステイ株式会社と日本料飲外国人雇用協会の共同研修プログラムが、多くの外国人社員の成長を促し、彼らが共に多様な価値観を持った職場で活躍できる土台づくりにつながることを期待しています。


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会社情報

会社名
一般社団法人 日本料飲外国人雇用協会
住所
東京都新宿区西新宿8-1-2 PMO西新宿 13F
電話番号
03-5308-0517

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