コクヨ×石黒浩教授 トークイベント:未来社会の学びと「いのちの未来」
2024年11月1日、コクヨ株式会社は東京品川オフィス「THE CAMPUS」にて、大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの未来」プロデューサーである石黒浩教授を招いた特別トークイベントを開催しました。このイベントは、2025年日本国際博覧会への協賛を記念して行われたもので、未来社会における学びのあり方や、AI技術の可能性などについて活発な議論が展開されました。
未来への展望:学びの重要性とAIの可能性
イベントは、万博で披露されるアンドロイド「ヤマトロイド」の司会進行のもと、コクヨの黒田社長をはじめとする関係者、そして石黒教授の計5名によって行われました。黒田社長は、協賛の理由として「未来を見据えた議論の場が必要」という点を強調。「何十年先を見据えた議論が、今この時代では難しい。このイベント自体が万博の一部だ」と、その想いを語りました。
一方、石黒教授は未来における学びのあり方について深い洞察を披露。学びの形、学び方、そして学びの内容、そのすべてが未来において大きく変化していくと予測し、「学ぶことは人間の進化そのものだ」と力強く述べました。特に、近年注目されるAI技術についても触れつつ、アナログな「手書きによるノート」の重要性も改めて強調。書く行為が持つ自由度や、思考を整理する効果について、興味深い視点から解説しました。
参加者全員で考える未来:活発な意見交換
イベント後半には、会場参加者全員による意見交換の時間が設けられました。「制約がなくなった未来で人はどう生きるのか」「AIの可能性」「他者の視点とは何か」といったテーマについて、活発な議論が交わされました。参加者からは様々なアイデアや意見が飛び出し、未来社会への多様な展望が示されました。
YouTube公開で詳細を公開
イベントの模様は、来年3月にYouTubeチャンネル「Expo2025_いのちの未来_石黒浩」にて公開予定です。より詳細な内容を知りたい方は、ぜひそちらをご確認ください。
まとめ:未来社会への示唆に富んだイベント
コクヨが開催した本イベントは、単なる企業イベントにとどまらず、未来社会への示唆に富んだ貴重な機会となりました。石黒教授の未来予測や、参加者による活発な意見交換は、来年の大阪・関西万博への期待をさらに高めるものとなりました。コクヨの未来を見据えた取り組みは、企業の社会的責任を果たす上で重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
このイベントを通して、参加者は未来社会における学びの重要性、AI技術の可能性、そして人間とテクノロジーの共存について、改めて深く考える機会を得ることができたのではないでしょうか。
関連情報
石黒浩氏: 大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの未来」プロデューサー、大阪大学教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長
「いのちの未来」公式HP: https://expo2025future-of-life.com/
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YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/@Expo2025FoL