女性たちの挑戦
2025-11-25 16:52:16

インド農村部の女性たちが生理用品を通じて雇用を創出するプロジェクト

インド農村部の女性たちが生理用品を通じて雇用を創出するプロジェクト



プロジェクトの概要



インド・ビハール州の農村地域で、NPO法人結び手(Musubi-Te Foundation)が実施している「Judaav Sanitary Project(ジュダーブ・サニタリープロジェクト)」は、女性の健康問題と雇用の問題に焦点を当てた活動です。この取り組みでは、自らの手で作り出した布ナプキンを地域の女性たちに販売することで、彼女たちの生活向上を図っていきます。2023年、プロジェクトは現地販売員のメンバーを確定し、販売活動が本格的にスタートしました。

農村部の女性たちの現状



ビハール州の農村では、多くの女性が教育や安定した雇用を得られず、日々の生活を厳しい状況の中で送っています。教育機会は限られ、安定した仕事のない中で、彼女たちは家事や日雇いの仕事に頼っています。また、生理用品も彼女たちにとっては「高価なもの」であり、購入すること自体が困難な状況です。このような背景から、ボロ布や新聞紙を使用するケースが多く見られ、健康リスクや社会参加の妨げとなっています。

布ナプキンの製造と販売



Judaav Sanitary Projectでは、村の女性たちに布ナプキンの製造技術を教え、小規模な生産拠点を設立しています。このプロジェクトの販売員は、製造された布ナプキンを地域の女性たちに直接提供する役割を担っており、布ナプキンの正しい使用方法や洗浄法、価格について詳しく説明するようにトレーニングを受けています。単なる販売スタッフとしてではなく、同じ地域住民として「生理と健康の相談役」としての役割も果たしています。

雇用がもたらす変化



プロジェクトに参加する女性たちは、布ナプキンの販売を通じて自身の収入を得ており、その収入は学費や生活費に充てられています。また、販売活動を通じて地域の中で生理用品の重要性についての対話が促進され、タブー視されていた生理について話し合う環境を築くことも期待されています。このような活動を通じて、彼女たちは自分たちの手で経済的自立を実現し、家族や地域全体にポジティブな変化をもたらしています。

今後の展望



今後、Judaav Sanitary Projectでは販売員のコントラクトを増やし、対象地域を段階的に広げていく考えです。プロジェクトの収益は、現地での雇用創出や教育プログラム、緊急支援などに再投資され、地域の持続的な発展を目指しています。

結び手について



NPO法人結び手は「外部環境が原因で努力できない人をゼロにする」という理念のもと、インドの貧困地域で教育支援や女性の自立支援を行なっています。Judaav Sanitary Projectは、女性が自ら収入を生み出し、同時に健康を守ることを目指す重要なプロジェクトです。

【お問い合わせ先】
NPO法人結び手
担当:福岡洸太郎
E-mail:[email protected]
Web:Musubi-Te Foundation


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会社情報

会社名
NPO法人結び手
住所
東京都港区南青山二丁目2番15号 WIN青山531
電話番号

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