アウトクリプト、アジア初!自動車サイバーセキュリティ認証機関の資格を獲得 - EU進出を強力支援 -
自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを提供するアウトクリプト株式会社は、EU向け自動車型式認証および登録を担当するオランダの道路交通局(RDW)から、アジア・パシフィック地域で初めて「自動車サイバーセキュリティ認証のテクニカルサービス機関」の資格を獲得しました。
ソフトウェア定義型自動車(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)やコネクテッドカーなど、自動車関連技術の高度化に伴い、サイバーセキュリティ対策の重要性が高まっています。EUでは、2024年7月から生産される新型車両に対し、型式認証にサイバーセキュリティに関する要件(UN-R155、UN-R156)の実装が義務付けられ、2026年からは既存の車両にも同規則への適合が求められます。このため、自動車メーカーや関連企業はサイバーセキュリティ対策を強化する必要に迫られています。
アウトクリプトが取得した資格は、アジア・パシフィック地域における自動車サイバーセキュリティ企業としては初の快挙です。同社は、この資格取得により、日本を含む「国連の車両等の型式認定相互承認協定」に加盟する68カ国に対して、サイバーセキュリティの構築から型式認証サポートまで、一貫したサービスを提供できる企業となりました。
さらに、アウトクリプトは効率的な型式認証向けテクニカルサービスを提供するため、2023年7月にはセキュリティテストセンターを開所し、初期審査から定期的な適合性確認までサポートする「AutoCrypt TS」を提供予定です。
アウトクリプト代表取締役社長の金は、「自動車産業を取り巻くサイバーセキュリティリスクは深刻化しており、サイバーセキュリティは必要不可欠なものとしてその重要性がますます高まっています。弊社が自動車サイバーセキュリティ認証のテクニカルサービスを提供する機関としての資格を取得しただけに、日本の自動車メーカーのEUへの進出を積極的にサポートしていきたいと考えています」と述べています。
アウトクリプト株式会社について
アウトクリプト株式会社は、「自動運転セキュリティ企業」として、次世代のモビリティ社会の実現に向けた自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けています。自動車及び交通インフラのためのセキュリティ通信ソリューション「AutoCrypt V2X」、ECUセキュリティ機能と侵入検知機能を提供する「AutoCrypt IVS」など、セキュリティソリューションに加え、フリートマネジメントシステム(FMS)及びモビリティサービスまで、自動車における全領域をカバーする様々なサービスを提供しています。
2019年には、世界最大自動車技術カンファレンス主催の「TU-Automotive Awards」のBest Automotive Cybersecurity Product/Service部門で受賞したほか、グローバル市場調査会社のMarketsandMarkets社が選定した「V2X セキュリティ市場におけるリーダーTop5」に、アジア・パシフィック地域で唯一の企業としてランクインしました。2021年には、「Forbes Asia 100 to Watch」に選ばれるなど、同社の技術力は海外からも高い評価を受けています。アウトクリプトは、自動車セキュリティに必須となる国連WP29への完全対応や、IEEE 1609.2 最新規格対応をサポートしています。
アウトクリプトがアジア・パシフィック地域で初めて自動車サイバーセキュリティ認証のテクニカルサービス機関の資格を獲得したことは、同社の技術力と信頼性の高さを証明するものです。EUにおける自動車型式認証の強化に伴い、サイバーセキュリティ対策はますます重要性を増しており、アウトクリプトのサービスは日本の自動車メーカーにとって大きな力となるでしょう。
特に、初期審査から定期的な適合性確認までをサポートする「AutoCrypt TS」は、EU進出を目指す自動車メーカーにとって非常に魅力的なサービスです。同社はセキュリティテストセンターの開設によって、より質の高いサービス提供体制を構築し、顧客のニーズに応えるものと期待されます。
また、アウトクリプトは、国連WP29への完全対応や、IEEE 1609.2 最新規格対応など、国際的な規格にも積極的に取り組んでいます。これは、同社がグローバルな視点を持って自動車セキュリティに取り組んでいることを示しており、今後の更なる発展が期待されます。
今回の資格取得は、アウトクリプトにとって大きな飛躍となるでしょう。同社の技術力とサービスは、今後ますます注目されるものと考えられます。