ブータン新施設竣工式
2024-11-29 11:28:46

ブータンに迅速な支援を届けるミダス財団の新施設竣工式

ブータンにおけるミダス財団の新施設竣工式



2024年10月、一般財団法人ミダス財団がブータンの南部Sarpang県Serzhong村に新しい孤児支援施設の竣工式を執り行いました。今回の施設は、孤児や経済的な理由により家庭で育つことが難しい少女たちが生活するためのもので、これにより彼女たちに安全で学びのある環境が提供されることになります。

竣工式の盛況な様子



この日の式典には、300人以上の参列者が集まりました。参加者の中には、施設に入所する児童や、ブータンの仏教僧侶、地元の人々、歌唱隊や楽隊のメンバーが含まれます。会場は、チベット仏教の祝祭にふさわしい色とりどりの布で飾られ、厳かな雰囲気が広がりました。式典は、仏教の儀式に沿って進行され、伝統的な音楽が演奏される中、ブータンの文化が存分に表現されました。

特に印象的だったのは、ブータンの伝統的な歌や踊りが披露されたことです。地域の人々が手作りした野菜や米を使った料理も振る舞われ、参加者はその美味しさを楽しみながら温かな交流を持っていました。

新設された施設の役割



この施設は、親を失ったり貧困のために家庭で生活できない少女たちのために設けられています。ブータンでは、政府の児童福祉制度が十分には機能しておらず、多くの孤児がチベット仏教の施設で保護され、教育を受けています。この新しい施設も、チベット仏教により運営され、基本的な教育に加えて、コンピュータの知識や裁縫などのスキルも教えられます。18歳になると彼女たちは、自分の将来を自分で選ぶことができ、尼僧として生きるかどうかを決める権利があります。

施設は、最大80人が生活可能で、現在は35人の女児・女性が暮らしています。仏教寺院の敷地内に位置し、自然豊かな環境の中で、彼女たちは安心して生活できる仕組みが整っています。施設内は明るく、整頓された部屋が特徴で、居住空間にも温かみが感じられます。実際、以前は粗末な建物で生活していた彼女たちにとって、この新しい宿舎は大きな安心をもたらしました。

財団の取り組みと今後の展望



ミダス財団は、ブータンでの活動を一層充実させていく意向を持っており、地域の子どもたちにとってより良い生活環境を提供するための支援を続けていきます。今回の竣工式が予想以上の参加者で執り行われたことは、地域の人々に大きな喜びをもたらしたことを物語っています。また、ブータン以外の国々での支援活動についても検討しており、今後はさらなる発展を目指すとのことです。

最後に、ブータンのチベット仏教の最高指導者、Khentrul Thokmeth Rinpoche(リンポチェ)からのメッセージが寄せられ、ミダス財団の取り組みに深い感謝が示されました。ミダス財団は、今後も現地との連携を強化しながら、より多くの子どもたちのために尽力していくことを約束しています。


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会社情報

会社名
一般財団法人ミダス財団
住所
東京都港区赤坂八丁目11番37号いちご乃木坂ビル5階
電話番号
03-6804-6855

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