声を紡ぐ広告
2021-12-16 04:00:01
Creepy Nutsとともに見つめる、声を紡ぐ新しい広告の形
新しい形の新聞広告
2023年10月15日から21日までの1週間、全国86紙にわたる新聞広告が目を引きました。このキャンペーンは「新聞広告の日」にあわせて実施され、テーマは「#みんなに聞いてほしいことがある」。
Creepy Nutsが提携し、多くの方々が自分の思いや周囲で起きた出来事をSNSで発信するよう呼びかけました。その結果、約1400件もの声が寄せられ、リアルな感情が色濃く反映された投稿が収集されました。
一発撮りのラップ
収集された声はCreepy NutsのDJ松永さんとラッパーR-指定さんによって、一発撮りのフリースタイルラップとして表現されました。彼らはその場で投稿された内容を即興でラップにするという挑戦に挑んだのです。これは単なる音楽制作ではなく、読者一人ひとりの思いを紙面に描き下ろすコミュニケーションの場ともなりました。
フリースタイルラップは、その瞬間にしか存在しない言葉で構成されます。撮影現場では、松永さんとR-指定さんは投稿されたメッセージをスタジオに掲示し圧倒されていました。緊張感の中に期待感を抱えつつ、DJのトラックに乗せて言葉を紡ぎだしていく様子は、見ている者すべての心を打つものでした。
読者の声に耳を傾けて
今回のキャンペーンでは、コロナ禍の影響を受けた人々の日常や、シリアスな問題、未来への希望などが投稿されました。SNSには多様なメッセージが溢れており、Creepy Nutsはそれを一つ一つラップに落とし込むことで、未来を見据えた視座を提供することを目的としました。
R-指定さんも「自分の中には絶対出てこないようなワードが多くあった」と語り、その独創性を感じ取っていました。日常の中の小さな声が大切にされることこそ、未来への希望につながると信じています。
スペシャルムービーの魅力
この特別なムービーはCreepy Nuts公式YouTubeチャンネルで視聴可能で、視聴者に向けたメッセージが込められています。映像の中で彼らのラップは単なるエンターテインメントを超え、視聴者に一人ひとりの想いを感じさせ、新たなコミュニケーションの形を模索しています。
全国の新聞を通じて寄せられた声の数々は、ただの情報ではなく、未来を創る大切な礎となるはずです。彼らの言葉が、あなたの心にどのように響くのか、ぜひその目で確かめてみてください。
終わりに
このキャンペーンは、新聞広告がSNSの時代にどのように価値を高めていけるかを示す良い例です。情報が溢れる現代社会でこそ、一人ひとりの声を尊重し、聞く耳を持つことで新たな未来が開けることを感じさせてくれるのです。
特別なタイミングで実現したCreepy Nutsとのコラボレーションが、今後の広告の在り方を変える一歩となることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人 日本新聞協会
- 住所
- 東京都千代田区内幸町2-2-1
- 電話番号
-
03-3591-4401