名古屋市での新しいキャリア教育プログラム
2024年11月12日、名古屋市中小企業振興会館で行われた「ミライトラベルDAY」は、名古屋市教育委員会キャリア推進センターが主催する小学生向けのキャリア教育プログラムです。このプログラムでは、元キャリア官僚や元役人が登場し、「二刀流人生(公務員や起業家)」というテーマのもと、参加者にキャリアについて学ぶ機会を提供しました。今回はその概要と参加者の反応について詳しく見ていきます。
プログラムの開催概要
「ミライトラベルDAY」は、名古屋市の小学4年生から6年生を対象にしたキャリア教育であり、参加者はおよそ80人に上りました。プログラムは9時30分から14時30分まで行われ、様々なワークショップや講義を通して、参加者は「宇宙船ムーン・フロンティア号」に乗り込むという楽しい体験をしながら学びました。特に、「公務員のお仕事」と「起業家のお仕事」に焦点を当てた内容が含まれています。
参加者の感想
このプログラムの開催後、参加した小学生を対象にしたアンケート調査が実施されました。全ての回収率が100%という高い結果を受け、参加者の反応が注目されます。アンケートの結果によると、
- - 「宇宙船ムーン・フロンティア号」の内容に関して、「楽しかった」と回答した子どもは51%に上る一方、やや難しいと感じた割合も16%に達しており、内容の充実度が伺えます。
- - また、起業家としてのキャリアについては、40%が楽しいと感じたものの、難しさを感じた参加者も25%おり、まだまだ学ぶべきことが多いと感じたようです。
- - この講座の時間設定(1コマ45分)については、71%の参加者が「ちょうどよかった」と評価しました。
ワークショップの特徴
参加者の中には「人生のマンダラチャート」を使ったワークショップが好評だったという意見も多く、47%が楽しいと感じたと回答しました。自身の夢や希望を考える貴重な機会となり、自分自身の将来について改めて考える機会となったようです。特に、自分のやりたい未来を描けることが出来たという感想が多かったのが印象的でした。
参加者の未来への影響
参加者の58%が「その他」を選択した職業に対しての夢を持っており、意外にも公務員や起業家に興味を持った子どもはそれぞれ17%、16%に過ぎないことが分かりました。しかし、将来の夢について深く考えるきっかけになったとする声が多く、自らの人生を見つめ直す良い機会になったようです。
結論
この「ミライトラベルDAY」は、小学生に向けた新しい視点からのキャリア教育を提供し、彼らが将来を描く手助けとなりました。参加者からは、「また乗船したい」という声もあり、今後もこのようなプログラムが継続されることに期待が寄せられています。このような教育が、子どもたちの将来をどう照らしていくかが非常に楽しみです。