笹活ブランド「ササチャ」がグッドデザイン賞受賞
北海道岩見沢市に本社を置く株式会社イザナは、同社の製品「ササチャ」が2024年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表しました。この受賞は、同社にとって初めての快挙であり、地元のブランドの価値を再認識させるものとなりました。受賞の理由には、笹活シリーズのパッケージデザインに込められた北海道らしさとユニークな発想が評価されました。
受賞の特徴的なデザイン
「ササチャ」は、氷河に育まれた自然の恵みを表現するため、デザインにはアイキャッチとしてヒグマのイラストが採用されています。この動物は北海道の自然環境や生命力を象徴しており、製品に対する深い思いを体現しています。また、パッケージ自体は鮮やかなネオンカラーで仕上げられており、視覚的にも目を引く工夫が施されています。グリーンはクマイ笹からインスパイアを受け、イエローは竹からの発想で、その結果、店頭で新鮮な竹筒のように並ぶ様子をイメージしています。
努力が生んだ環境配慮
さらに、容器には環境意識を反映させた紙製のカートカンを採用しました。この選択には、地球環境にやさしく、酸化防止力も高いといった理由からの共感があり、ブランドの姿勢を感じさせます。代表取締役社長の川原悟氏は、「このデザインには自信があり、笹活・ササチャを多くの人に知ってもらいたいという思いを込めています」と語っています。
評価と反響
グッドデザイン賞の審査委員からは、「伝えたいことを思い切って表現している」といった評価が寄せられました。商品の特性である「クマイ笹」や「笹活」といった言葉の認知度が低い中で、シンプルな表現に挑戦した姿勢が好意的に受け止められたのです。複雑なコミュニケーションがそのまま面白さに繋がる可能性を秘めていることから、より多くの人が試してみたくなることも期待されています。
地域貢献とブランド成長
地域貢献や活性化が目的の一つである「ササチャ」は、岩見沢市において2度目の受賞となります。過去には2009年度に「岩見沢複合駅舎」が受賞していますが、それに続く栄誉です。地元名を世界的なデザイン賞に残せたことは、地域の企業として非常に誇らしく、今後のさらなるブランドイメージの向上へ向けた励みと捉えています。
グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本を代表するデザイン賞で、遂行される活動の中で、製品やサービスの品質向上を目指しています。多くの企業や団体が参加し、毎年実施。受賞することで得られる「Gマーク」は、優れたデザインの象徴として広く認知されています。これにより、社会的な課題の解決にも貢献していくことが期待されています。
イザナの公式サイトを訪れることで、他の製品や店舗情報の詳細もチェック可能です。新しい飲料、ササチャをぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。期待を超える味わいとデザインがそこにあります。
【執筆者情報】
問い合わせは株式会社イザナ公式サイト(
https://izana-ezo.jp/)をご覧ください。