やましたあつこ個展「a beautiful day」
2023年、やましたあつこが個展「a beautiful day」を開催します。この展示は、彼女が留学先のドイツで得た視点と帰国後に向き合った日本の植物たちをテーマにした新作を中心に構成されています。彼女が描き出すのは、自身の内面的な「王国」—これは、植物に囲まれた少女や動物たちが寄り添い合う幻想的な世界です。
やましたは、これまで自身の心の内にある「王国」を描き続けており、その作品は外部の影響から身を守る「ベール」でありながら、様々なものを吸収し形にしていく強靭さも兼ね備えています。2025年秋に予定されている個展「reflect」では、留学中の作品を通じて、異国で体験した植物や風景が、彼女の内面的な世界とどのように共鳴したかを示す計画です。
帰国後、新たに設けたアトリエで、彼女は日本の四季折々の植物と向き合いました。それは単なる写実的な表現にとどまらず、彼女のフィルターを通過した植物たちが、画面の中でまるで生命を宿すかのように増殖し、少女や動物たちと融合し、再び「王国」の一部へと戻っていきます。
本展のタイトル「a beautiful day」には、日常生活の中で見過ごされがちな、美しい瞬間を自身の言葉で捉えたいというやましたの強い思いが込められています。ペン、色鉛筆、油絵具を駆使して描かれた極彩色の作品は、見る者を「邪魔のない幸せ」へと優しく誘ってくれるでしょう。ぜひ、この機会にやましたあつこの新たなアートの世界を体験してみてください。
やましたあつこのプロフィール
やましたあつこは1993年に愛知県で生まれ、2018年に東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業しました。彼女はこれまで数々の受賞歴を持ち、群馬青年ビエンナーレ2019では入選の栄誉を受け、シェル美術賞2018では審査員賞も獲得しています。また、アートの助成やサポートを受けながら、国内外で多くの展示を行ってきました。
主な展示経歴としては、2025年に予定されている個展「reflect」や、2024年の個展「寝ても覚めても」などがあり、アーティストとしての彼女の成長を感じることができる内容となっています。また、グループ展や二人展も数多く行っており、彼女の作品は愛知県美術館など公共のコレクションにも収蔵されています。これからのやましたあつこの活動に、ぜひご注目ください。