銀座駅に色鉛筆で描かれた心の花道
2025年6月23日から29日までの間、東京メトロ銀座駅構内にて、ラフ株式会社主催の「うちの子アーティスト養成講座」の作品が展示されます。このイベントは、ペットとの思い出や愛情を絵を通じて振り返る機会を提供します。
周囲の人々が立ち止まり、愛しいペットへ思いを馳せることで、心があたたまることを目指しています。今一緒に過ごしているペットだけでなく、すでに旅立ったペットへの想いをも形にすることで、記憶がしっかりと心に刻まれます。
「うちの子アート」とは?
「うちの子アーティスト養成講座」は、ペットの写真を基に色鉛筆でリアルに描く技術を学ぶオンラインコースです。参加者は、自分の手で愛しいペットを描く喜びを感じ、描けるようになるためのサポートも充実。オリジナル教材キットの提供に加え、365日受付のLINEサポートにより、絵が得意でない方でも安心して取り組めます。
「うちの子を描きたいけれど、どうやって描けばいいかわからない」との声に応えて、これまでに多くの参加者が「描けた!」という喜びを体験しています。完成した作品は家族へのプレゼントや、部屋の飾りとしても人気です。
記憶の温もりを取り戻す
また、報告によると、現在飼っているペットだけでなく、もう会えないペットを描く方々も多くいます。「うちの子が帰ってきたみたい」「やっと心の整理がつきそう」といった感動の声が寄せられています。絵を描くことが癒しとなり、ペットとの思い出を新たにし、ポジティブな記憶へと昇華していくのです。こうした過程は、ペットロスからの復活を手助けする小さなきっかけにもなります。
チャリティー活動への広がり
この講座は絵を描くことだけに留まらず、受講後には教室を開いたり、作品を販売したり、チャリティー活動に参加するチャンスも広がります。たとえば、福岡県にある保護猫団体との連携により、受講生の作品を使ったパッケージコーヒーの販売が行われています。これを通じて得た収益は寄付される仕組みです。「自分の描いた絵が誰かの役に立つ」という体験が、描く人の心にも、社会にも温かさをもたらしています。
人生を変えた依頼
また、講師であるさく先生は、友人の愛猫を描くことから「うちの子アート」の活動を始めました。特に、亡くなったペットを描いてほしいという依頼がきっかけで、さく先生自身の人生にも大きな変化をもたらしました。彼が描いた絵が感謝の涙を生み、苦しい別れから立ち直るきっかけになったのです。この経験を通じて、「大切な存在の記憶を絵として残す」ことの意義に気づく瞬間が訪れました。
参加者の声と展望
さく先生の思いから生まれた「うちの子アート」は、救いを求める人々に寄り添う新たな形として、多くの人々の声に応えてスタートしました。絵が苦手な方が多く参加しており、講座を受けたことによる作品の数々が展示されます。リアルで暖かみのある「うちの子アート」は、東京メトロ銀座駅の一角で静かに咲き誇ります。
晴れの日も雨の日も、愛するペットとの記憶を胸に抱き、訪れる人々に微笑みがあふれることを願っています。
展示情報
- - 期間: 2025年6月23日(月)〜6月29日(日)
- - 場所: 東京メトロ銀座駅構内 C4出口付近