ルクサナの増資情報
2024-09-07 17:53:33

ルクサナバイオテク、シリーズC増資で2.4億円調達し医薬品開発を加速

ルクサナバイオテクがシリーズCのファーストクローズで資金調達に成功



ルクサナバイオテク株式会社(本社:大阪府吹田市)は、第三者割当増資(シリーズC)のファーストクローズにおいて、2.4億円の資金調達を実施しました。このラウンドには、DCIパートナーズ株式会社が運営する「大和日台バイオベンチャー2号投資事業有限責任組合」や、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社が運営する「THVP-2号投資事業有限責任組合」、さらに既存の投資者である大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社が関与しています。これにより、ルクサナバイオテク株式会社の累計調達額は、日本政策金融公庫からの資本性ローンを含めて25.4億円に達しました。

企業の背景と課題解決への取り組み


2017年12月に設立されたルクサナバイオテクは、大阪大学薬学研究科小比賀聡教授の導きによる人工核酸技術を基に、核酸医薬品、特にアンチセンス核酸を中心とした創薬プラットフォーム「LuxiAP®」を構築しています。このプラットフォームでは、製薬会社や大学との協働を通じて難治性疾患に対する創薬の推進を行っています。

これまでに、ルクサナバイオテクは中枢神経領域においていくつかの成果を上げており、その結果、2022年に武田薬品工業株式会社とのライセンス契約を締結し、2023年からはフランスのセルヴィエ社との共同開発を開始しました。また、2023年12月からは東北大学との共同研究も始まる予定で、難聴治療薬の開発を期待されています。

資金調達の意義と今後の展望


今回調達した資金は、研究開発の加速や共同開発品の臨床試験への進展を促進するために利用される予定です。ルクサナバイオテクは、各株主が持つ医薬品開発の知見やネットワークを活用し、自社の技術力を強化することで、製薬会社との共同創薬の拡大を目指しています。また、アンチセンスプラットフォームLuxiAP®のさらなる深化を図り、国内外の製薬会社との協力を強化します。

「病気と闘う患者さんやその支える方々に寄り添う医薬品を創出することが我々の使命です」と代表取締役社長の佐藤秀昭氏は述べています。ルクサナバイオテクは、医学分野に革新をもたらす企業として期待されています。

引受先の期待


資金調達に参加した各社の代表者からも期待が寄せられました。DCIパートナーズの成田宏紀氏は、ルクサナの人工核酸プラットフォーム技術が新しい治療薬の創出に寄与するとしました。また、東北大学の中森文洋氏は、協業の加速により、難聴や神経疾患に悩む患者への効果的な治療薬提供を期待しています。さらに、大阪大学ヴェンチャーキャピタルの魚谷晃氏は、ルクサナの成長を支えていく意気込みを示しています。

ルクサナバイオテクの未来


ルクサナバイオテク株式会社は、大阪大学の基盤技術を利用し、安全で効果的な医薬品の実用化に向けて邁進しています。今後も、複数の製薬会社との共同開発を通じて、新たな医薬品の創出に努めてまいります。会社の公式ウェブサイトやニュースリリースでの最新情報もぜひご確認ください。

会社概要


  • - 本社・研究所: 大阪府吹田市
  • - 設立日: 2017年12月
  • - 代表者: 佐藤秀昭
  • - ウェブサイト: Luxna Biotech


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会社情報

会社名
ルクサナバイオテク株式会社
住所
大阪府吹田市山田丘2番8号テクノアライアンスC棟C907
電話番号
06-6170-1228

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