イオンモール羽生で始まる新しい買い物体験
2023年10月24日、新たなショッピングスタイルがイオンモール羽生で実証実験として始まります。株式会社セキュアとイオンモール株式会社の共催によるこの実験では、最新のデジタル技術を駆使した完全レジレス・無人店舗「AI STORE LAB」が開店します。
この無人店舗では、28台のカメラとAI解析を用いて、商品を手に取った瞬間から退店まで、全てがスムーズに行える仕組みを実現しています。利用者は専用のQRコードを提示することで、お会計は不要となり、待ち時間のストレスから解放されます。
実施概要
実証実験の期間は約1年間、羽生市の特産品である藍染商品や、イオンが取り扱うプライベートブランド商品が並ぶ予定です。最初の7日間(10月24日〜10月30日)は特に「藍染のまち」としての魅力を発信しながら、地元企業の商品も積極的に販売します。
画期的なショッピング体験
通常の店舗では、レジでの待機や商品のスキャンが必要ですが、この新たな店舗モデルでは、カメラがリアルタイムで動きをキャッチするため、レジを通過する必要がありません。これにより、利用者は迅速な買い物を楽しむことが可能です。
さらに、このイノベーションは地元小規模小売業者にも大きな利点があります。無人店舗を活用することで、大規模な販売員の手配が不要となり、地域の特産品や新興ブランドの商品を簡単に紹介できる環境が整います。これは、少ないコストでの展開を可能にし、地元経済の活性化にも寄与します。
今後の展開
実証実験の結果に基づき、セキュアとイオンモールはさらなる商業デジタル変革(DX)を推進し、より便利で効率的な販売システムを構築していく意向です。無人店舗の運営を通じ、よりスマートで安心安全な社会の実現を目指します。
「SECURE AI STORE LAB 2.0」について
この新店舗は、単なる販売の場だけでなく、最新テクノロジーを活用した実験の場ともなります。AIを利用して顧客行動の分析や、商品需要に基づくマーケティング手法の開発が行えるため、様々な業界における応用が期待されます。
地域と企業の未来を築く
人手不足が深刻な課題となる現代において、無人店舗の実証実験は新たな解決策を提示しています。地域の特産品の購入を促進しつつ、地域経済の活性化にも寄与することが期待されます。未来型のショッピング体験を通じて、地域の人々と企業を結ぶ新たな架け橋が創出されることでしょう。