DXYZの「FreeiD」新特許取得とマンションサービスの進化
DXYZ株式会社(以下、DXYZ)が、顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」に関連する新たな特許を取得しました。この特許は、マンションにおける入居者の顔認証登録の運用に関するもので、特に分譲マンションにおける住み替えや売却時の利便性とセキュリティを向上させることを目的としています。
「FreeiD」とは
「FreeiD」は、顔認証を基盤にしたIDプラットフォームで、様々な用途に利用可能です。特に、マンションにおける入居者管理に関しては、これまで管理会社による介入が必要でしたが、新しい特許によって、入居者自身が安全に顔認証サービスを利用できるようになります。
特許取得の背景
これまでの「FreeiD」における管理は、デベロッパーや賃貸管理会社、建物管理会社によって行われていました。しかし、分譲マンションの場合、各住戸の所有者からなる管理組合が共用部分の管理を担うため、顔認証システムの管理において責任が不明確になる課題がありました。
今回の特許取得により、入居者は管理会社を介さずに「FreeiD」アプリを使用して顔認証登録を行ったり、登録情報の切替えを行ったりできるようになります。この仕組みでは、ユーザーが所有するセキュリティトークンを通じて、本人確認が行われるため、真に登録すべきユーザーかどうかが判断されます。これによって、管理会社を介する必要がなくなるため、顔認証登録の実施がスムーズになります。
新たな顔認証システムの仕組み
特許による新たな仕組みでは、「FreeiD」アプリを通じて入居者自身が顔認証登録を行う際に、さまざまな形式のセキュリティトークンが採用されます。これにより、入居者は物理的な鍵を受け取るだけでなく、セキュリティトークンを引き渡すことによって新たな登録が完了します。このシステムは、分譲マンションの売却や住み替えを容易にし、管理会社を通じた手続きの煩雑さを一切排除します。
今後の展望
DXYZは、この特許をもとに「FreeiD」を分譲マンションの開発デベロッパーに提供することを目指しています。入居者が容易に顔認証を利用できることで、マンションの利便性が向上し、DXYZのサービス展開がより幅広く、強固なものになるでしょう。これにより、顔認証の普及が加速し、DXYZが目指す「顔をあげて、人と向き合う。」社会の実現に向けた一歩を踏み出しました。
DXYZは、「顔ダケで、世界がつながる。」というビジョンを掲げ、日々進化し続ける顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」を通じて、人々の行動をより自由に、そして安全にサポートしていく計画です。