リーガロイヤルホテル大阪の池上祐子が創作カクテル日本一に

リーガロイヤルホテル大阪の池上祐子が創作カクテル日本一に輝く

2025年11月8日と9日に開催された「第34回HBA CLASSIC創作カクテルコンペティションチャンピオンシップ」で、リーガロイヤルホテル大阪のバーテンダー、池上祐子が見事総合優勝に輝きました。彼女が手がけたカクテル「Armonías（アルモニアス）～多様性の未来へ～」は、観光庁長官賞も受賞するなど、数々の栄冠を勝ち取りました。

コンペティションの概要と難易度

このコンペティションは、日本ホテルバーメンズ協会（HBA）が主催し、バーテンダーの技術を競う歴史ある大会です。参加者は、酒類全般についての知識を問う「ジェネラル・ナレッジ審査」、銘柄や熟成年数を見極める「ブラインド・テイスティング審査」、日常業務で使うスキルを披露する「レギュラー・ワーク審査」、創造力を駆使してカクテルを調合する「創作カクテル審査」の四つの競技で成績を競います。

池上は、各審査で高得点を獲得し、トータルで最も優れた成績を収めたことから、名誉ある『総合優勝グランプリ観光庁長官賞』を手にしました。彼女はこの受賞について、「応援してくださった皆様なしでは実現できなかったと思います。この名誉に恥じぬよう、さらに精進していきたいです」と述べました。

受賞カクテルの魅力

受賞作品となった「Armonías（アルモニアス）～多様性の未来へ～」は、南米ボリビアの国民酒〈シンガニロスパラレスダブルオロ〉をベースに、多様な果実を融合させたリキュールとエルダーフラワー、グレープフルーツを使用した一杯です。このカクテルは、異なる文化が溶け合い、未来への希望を表現しています。

季節の果物や香りを巧みに活かしたこのカクテルは、トロピカルな甘酸っぱさとエルダーフラワーの控えめな香りが調和し、シンプルながら立体的な味わいが楽しめます。受賞に際し、池上は「この作品は未来に向けてのメッセージを込めています」と語っています。

カクテルの提供について

受賞カクテル「Armonías」は、2025年11月25日（火）からリーガロイヤルホテル大阪の地下2階にある「セラーバー」にて販売されます。料金は3,163円で、営業は午後5時から深夜12時まで（ラストオーダー午後11時30分）。この特別な一杯をお楽しみください。

池上祐子のプロフィールと受賞歴

池上祐子は1992年に和歌山県で生まれ、2014年に株式会社ロイヤルホテルに入社し、セラーバーに配属されました。彼女のキャリアは、数々の大会での受賞歴に彩られており、特に2017年の梅酒カクテルコンペティション優勝や、LA MAISON COINTREAU2017の総合優勝などが挙げられます。また、2024年には全米最古の「バッファロー・トレース蒸溜所」のブランドアンバサダーに就任し、さらなる飛躍が期待されています。