日英教育交流
2012-04-10 17:17:59
日英教育交流の新たな展望、グローバル人材育成を目指して
日英教育交流の新たな展望、グローバル人材育成を目指して
英国の公的文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルが、日英間の教育交流を一層強化するための取り組みを発表しました。本活動は4月10日に行われた円卓会議を皮切りに始動し、英国高等教育・科学担当大臣デービッド・ウィレッツ氏と日英の大学関係者が「大学と社会との関わり」をテーマに意見を交わしました。この重要な意見交換は、両国の教育機関が協力し、社会と連携する必要性を強調する場となりました。
円卓会議の詳細と目的
今日の円卓会議は、駐日英国大使館で開催され、参加者は大学と研究機関の代表者たちで構成されました。会議の主要テーマは「大学と社会の関わり(Public Engagement)」であり、研究活動が社会に与える影響や役割について議論しました。特に、東日本大震災以降、日本でも社会との接点を持つ研究の重要性が増しており、このテーマは時宜を得たものです。
円卓会議に参加した奈良人司文部科学省審議官をはじめとする日本側の代表者たちは、社会のニーズに応えるために大学がどのように貢献できるかを考察し、両国の教育機関が共に進むべき方向性について意見を交わしました。
「おおさかグローバル塾」の開講
さらに、ブリティッシュ・カウンシルは、大阪府からの委託を受けて「おおさかグローバル塾(英国留学コース)」の運営を開始します。このプログラムは、大阪府内の高校や専修学校の学生を対象に、英国大学への進学や留学の支援を行うことを目的としています。
プログラムは約1年間にわたり、短期留学の準備から実際の留学、さらには留学先での学校教育を体験する内容まで多岐にわたります。選ばれた48名の学生は、4月22日から本格的に講座を受講し、豊かな国際経験や幅広い知識を培います。
グローバル化における教育の重要性
ジェフ・ストリーター駐日代表は、日本が英国にとって重要なパートナーであることを強調し、日英間の教育交流がどれほど価値があるかを語りました。特にグローバル化が進む現代において、教育分野での連携はますます重要になっています。ストリーター氏は、円卓会議を通じて両国の大学が新しい解決策を見出すことができると期待を寄せています。
この活動は、日英教育交流のさらなる発展を象徴する重要な第一歩であり、今後も両国の教育機関が協力して新しい価値を創出し、次世代のグローバル人材育成に貢献していくことが期待されています。ブリティッシュ・カウンシルは、今後も教育分野での交流促進に取り組む意向を示しました。
おわりに
今回の円卓会議とグローバル塾の開講は、単なる教育交流にとどまらず、大学と社会が相互に理解し支え合うための新たな枠組みを築く重要な機会です。今後の進展に目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
ブリティッシュ・カウンシル
- 住所
- 東京都新宿区神楽坂1-2研究社英語センタービル2F
- 電話番号
-
03-3235-8031