リーガルテック株式会社が新たな知見継承ワークフローを開始
リーガルテック株式会社(本社:東京都港区)は、宇宙及び衛星関連の企業に向けて「ミッション知見継承ワークフロー」を導入し、研究開発部門や知財部門、品質保証部門といった各部門における知識の整理・蓄積・再利用の支援を行います。この新しい心掛けは、宇宙および衛星分野における長期にわたるプロジェクトの特有の問題を解決するために企画されました。
宇宙開発における知識継承の課題
宇宙開発のプロジェクトは、しばしば数年、あるいは数十年にわたって推移することがあります。この間、地上試験や設計変更の判断理由など、多くの技術的知見が蓄積されますが、それらがしばしば散逸してしまうことが問題とされています。特にプロジェクト終了後にメンバーが別のプロジェクトに異動すると、重要な情報が報告されないまま失われてしまうこともあります。
実際、開発現場では次のような実務課題が多く見られます。
- - 資料がプロジェクトや部門ごとに分散し、情報の整合性が保たれない
- - 設計変更や不具合の判断経緯が個人の記憶に依存し、正式な記録が不足する
- - 検索時の用語が異なるために、過去の資料にアクセスしづらい
これらの課題を解消するために、リーガルテックが提案する新しいワークフローが必要とされました。
「ミッション知見継承ワークフロー」の機能
新たに導入された「ミッション知見継承ワークフロー」では、宇宙開発に関わる様々な資料を対象に、情報の整理や再利用を通じて、知見の蓄積を促進します。このワークフローは、AIデータプラットフォーム「IPGenius」の導入企業向けに特化しています。
主な内容は以下の通りです:
- - 試験条件整理: 各種地上試験の条件や結果を明確に整理することで、今後のプロジェクトへの参照を容易にします。
- - 部品評価整理: 部品や材料の評価情報を整理し、過去のデータをもとに最適な選択を支援します。
- - 異常解析と不具合報告整理: 発生した不具合やその原因、その対策を時系列で整理し、再発を防止する手立てを強化します。
- - 設計変更整理: 過去の設計変更点及びその理由を明確に文書化し、正確な引継ぎをサポートします。
- - 発明候補整理: 技術課題、解決手段、効果の観点から発明候補を整理し、必要な情報を蓄積していきます。
これらの機能を持つワークフローによって、企業内の情報管理が飛躍的に効率化され、成果物のクオリティ向上にもつながります。
今後の展開と業界への波及
リーガルテック社は、宇宙・衛星分野に留まらず、他の産業領域にも焦点を当てています。材料、化学、食品、化粧品、電子材料、ヘルスケアといった多くの業界で、AIを活用した知識整理ワークフローを順次拡充し、知的財産や研究開発の効率化を図る方針です。これにより、事業の幅が広がるだけでなく、プロジェクトの成功率向上にも寄与することが期待されています。
会社概要
- - 会社名: リーガルテック株式会社
- - 設立: 2021年3月
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門5-13-1
- - 事業内容: AIプラットフォームの開発・提供、特許関連サービス
- - 公式サイト: リーガルテック公式サイト
この新しいワークフローの導入により、宇宙分野の企業は今まで以上に効率的に知識を活用し、次世代ミッションに向けた準備を整えることができるでしょう。共同研究や受託開発を通じた知識の整理と共有が、今後の成功につながることを願っています。