宮城県大崎市「あ・ら・伊達な道の駅」での新しい試み
2023年8月、宮城県大崎市の「あ・ら・伊達な道の駅」で、IoTスマートゴミ箱「SmaGO」の設置を伴う実証実験が始まりました。この取り組みは、株式会社フォーステックと一般社団法人全国道の駅連絡会、株式会社電通プロモーションプラスの共同プロジェクトとして進行されており、「道の駅」へのIoTゴミ箱の設置は全国でこの試みが初めてとされています。
道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」について
あ・ら・伊達な道の駅は、国道47号沿いに位置し、年間300万人以上の利用者が訪れる非常に人気のスポットです。最近では「じゃらん」全国道の駅グランプリ2024において1位を獲得し、東北有数の観光地である鳴子温泉へのアクセスも良好です。この道の駅には地元の新鮮な野菜や特産品が並ぶほか、レストランやパン工房、手作りの民芸品店もあり、地域の文化を体験できる場所となっています。また、地域情報やイベント情報の発信も行っており、多彩な催しが開催される場となっています。
SmaGO設置の背景
多くの来客がある道の駅は、ゴミのポイ捨てやゴミ箱の溢れといった問題に直面しています。こうした課題を解決するために、SmaGOの導入が決定されました。SmaGOは、自動でゴミの容量を測定し、回収の最適化をサポートするスマートゴミ箱です。この実証実験を通じて、ゴミのポイ捨ての削減や回収の効率化を図り、更には道の駅全体の美化に寄与することを目指します。
今後の展開
今回の実証実験が成功を収めれば、さらなる道の駅へのSmaGOの導入が進む予定です。各地の道の駅において異なるゴミの問題について、SmaGOの導入を検討する流れが進むことでしょう。特に、地域ごとのニーズに応じた解決策を提供することが重要視されています。
SmaGOとは?
SmaGO(スマゴ)は、株式会社フォーステックによって展開されるスマートゴミ箱のソリューションです。世界中の50カ国以上で100,000台以上が導入されており、効率的なゴミ収集や街の美化を実現しています。
株式会社フォーステックの概要
フォーステックは、「Smart Action on the GO」のスローガンのもと、スマートゴミ箱の設置を通じた環境活動を提案しています。会社は2019年に設立され、東京都千代田区に本社を置いています。この新たな取り組みを通じて、より持続可能な社会を実現することを目指しています。